(続きです)
少しだけ取りかかる。
私のよくある体験を紹介します。
これは気が進まないなあという仕事がある時、目を背けて他の仕事をしてしまう。それが済めば再び気が進まない仕事に向き合うのですが、また別の仕事をして後回しになっていく。
ついに期限が迫ってきて仕方なく始めることになります。しかし、始めてしまえば意外とその仕事がスムーズに進んで行った。
締切効果という心理法則があります。後がない状態で思わぬ集中力を発揮する心理状態です。それ以上に、「案ずるより産むがやすし」という格言が、私はあてはまります。仕事をする前にはもやもやするけれども、始めてみたら心配するほどではなかったと。
そこで、私は気の進まない仕事はとりあえず始めてみるようにしました。全部しなくていいので、10分したら終わろうというくらい余裕を持って。
そうすると、10分のつもりが休憩をはさんで1時間以上取り組むことも度々出てきたのです。
子どもの宿題では、ドリルとノート(プリント)を開け、第1問を始める。
この最初のハードルさえ超えれば、大きな確率で宿題が完了すると思うのです。野球の素振りでも、バットを持ち庭に出て1回だけ振る。そうすれば・・・
これらの小さな1歩の取組は、いたるところで力を発揮します。「集中が続かなくなってやめてしまっても、再開するときに少しだけ行う」を心がけると、自分の行動習慣が身につくのではないでしょうか。
まとめ
ダラダラ過ごすのは、誰もが持っている弱さです。しかし「後回しにしない方法」を心がけて行動できれば、弱い自分に打ち勝てると思いますし、少しずつ自信が湧いてくるのではないでしょうか。
後回しにせず、早めに仕上げることで、自分もすっきり、相手もすっきりの心の余裕状態を作れます。そして心の他にも時間の余裕が生まれ、自分が本来望んでいる取組ができると思います。
子どもたちにも後回しにせず、すぐに行動して責任を果たしたり、自分が本当に行いたいことに注力出来たりする力をつけてほしいと願っています。
つい後回しにしてしまうことが多い方は、よろしければ試してみてください。今回も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。