厳しい寒気が手足の指先を麻痺させているように感じる朝を迎えました。曇天の少し小雪混じりの風をついて、子どもたちの姿を遠くに発見する瞬間は、なんとなく『微かな幸福感』をもたらしてくれます。冷たくても、雨が降っていても、そして半年後に訪れる真夏の朝陽の中でも、その感覚は同じです。
しかし、昨日の今日。さまざまな対応に追われ、昨日は学校の留まらざるを得ませんでした。だからこそ、今日は『微かな幸福感』がひとしおだったのかもしれません。
お昼休みのあとに実施している清掃活動、いつもとちょっと違う「なかよし清掃」は明日で終了となります。同じ学年の子どもたちで班を編成するのではなく、複数の異なる学年の子どもが集団となる異年齢集団による清掃です。改めて、タイトルのように「一年」の大きな壁を発見することができました。やっぱり、子ども時代の「一年」の差は大きいです。〝体験の差〟だけではなく、純粋に〝いいところ〟を出そうとしている感が半端ないです。
先輩としての自覚、そして自分が先輩から感じ取ってきたことを繋げようとしている気持ちが表れています。着実に多くの6年生は大きく成長しているな!、集団での自己有用感を味わっているな、と感じる光景が学校内のあちらこちらで見られました。5年生も間もなく、4年生もあっという間に、3年生はもうすぐ高学年。子どもたちのこころが飛躍的に豊かに、そしておおらかに広がっていくことを期待しています。