2024/12/16 00:00
4年(R4入学)
ショートムービーの制作

タブレットが使えるようになって以来、子どもたちが自分の思いや考えを表現できる手段は実に多様に広がってきました。子どもたちは本来、とてもクリエイティブ。大人にはない発想でおもしろいものを作ります。(大人も誰もがクリエイティブなのでしょうが、これまでの経験で培った「制限」が、良くも悪くも素直な表現に歯止めをかけてしまっているのかもしれませんね。)

今回の3年生はiMovie(アイムービー)というアプリケーションを使ったワークショップ。「自分の(好きなものの)プロモーションビデオを作ろう」というテーマです。

予め準備しておいた写真をセットし、コメントを入力すれば、あっという間にショートビデオが完成です。でも、再生を見直しながら、また、友達に見せて意見を聞きながら修正作業を繰り返していました。「自分の思いだけ」の世界から「人に見せる」ことを意識した工夫が生まれたのでしょう。「他者の見方や立場に立つ」という意識が、さらに自身の表現を洗練させていく様子がうかがえました。

これを、例えば、国語の物語や説明文のまとめに、あるいは活動過程の紹介など、いろんな学習のまとめや自分の考えを表現する手段に使うことができますね。
新しく吸収したこと(インプット)を使って新たに表現(アウトプット)し、そこから生まれた課題を次のインプットやアウトプットに生かす、その連続が「学び」と「実践」になり、その人らしさという「人格」を構成する一片を生みます。そのサイクルを続けるエネルギーが「学力」。それを無限に次々に生み出すためにも、子どもたちにはたくさんの表現の引き出しを持ってほしい、それをたくさん使いながら、個々に合う表現を創造してほしい、という願いを持って教育活動を進めていきます。