5校時は児童会活動。鬼になった6年生が校舎のどこかに隠れた下級生を見つける、というかくれんぼ大会です。
うまく身を隠したつもりでも、そこは企画側の6年生にはお見通し。見つけられてしまう人が次々に運動場へ出てきました。
気配を殺して物陰に...。ジャンバーが不自然(笑)
頭隠して尻隠さず...(笑)
鬼役は見つけても、小さな子なら「あれ?ここにはおらんなぁ」と見つからないふりをしてくれたり、運営の裏方に徹する人達は、進行状況を確認・連絡をしながらアナウンスや説明を加えたり。思い付きでやったのではなく、相当な打合せや想定を練って運営していたことが実によく分かる運営でした。
今回の全校かくれんぼ大会は、まもなく卒業していく6年生のみんなが自ら打ち出した企画立案。「自分たちの企画を認めてほしい」と、代表数人がタブレットを持って校長室へやってきたのが今月初めです。ち密な計画とリスクを補う代替案が詰め込まれた丁寧なプレゼンテーション、そして意地悪な質問にも明確に回答する姿から「最後に下級生全員を楽しませたい」という熱い思いと覚悟が伝わってきて、「これはぜひとも実現してほしい」と許可し、今日の実施に至りました。
毎年恒例のものでなく、先生に指示されて取り組んだものでもなく、前例や参考資料がない取り組み。「言われた通りにかしこく行動」してきた人たちなら、思い付きは出来たとしても、実現できるまでには絶対になりません。こんな力にも表れているのは、6年生が協働、創意工夫、答えを自分たちで作り上げる主体的な学習活動を一年をかけてずっと続けてきたからだ、と嬉しく感じました。
卒業まであと3週間。頼もしい姿を、まだまだ下級生たちに惜しみなく見せてやってほしいと思います。
6年生のみんな、楽しい活動をありがとう。