来週末のマラソン大会に向け、体育の授業では練習やコース試走に取り組んでいます。今日も2時間目には3年生、4年生が試走をしていましたが、速い遅いに関係なく、自分のペースで懸命に走る人がとても多いことに感激。「とても強い心を持っている人たちだ」と思いました。

「強い心」というのは「根性」や「辛抱強さ」のことではありません。「負けん気」という意地でもありません。もっと速く、もっと遠くへ、という「明確なめあて」をもって、「達成したい」という意欲が、みんなの背中を押しているのだなと。

走り終えた時に自分で「よく頑張った」と思えれば、それは誰が何と言おうと「自分自身を磨いた自分」であり、「全力を尽くした自分」です。自信を持ってください。
「もうちょっと頑張れたのにな」「頑張っておけばよかった」と思えるならば、なぜ頑張れなかったかを振り返って修正ができる、ということ。へこたれそうになっても、今度はきっと踏ん張れます。
人との比較で価値を決めるのではなく、それぞれの結果と過程をさらに自分自身を伸ばすための材料にできる大会になることを願っています。