2024/2/13 16:20
6年(R1入学) 学校だより
5年生 翻訳レッスン

大野地区にお住まいの近江美佐先生は『世紀の名作はこうしてつくられた』『沿岸と20 万年の人類史』『クリスマス・キャロル』等の翻訳家で、2016年に淡路文化協会文化奨励賞を受賞されている方です。現在は翻訳のお仕事だけでなく、オンラインで翻訳家を志す人への指導もなさっているそうです。今日はお仕事のある中、5年生のために「翻訳レッスン」の指導にお越しくださいました。

まずは、翻訳のお仕事について説明。一冊の本を翻訳するにはなんと1年4ヶ月もかかると聞き、みんなびっくり。4つのステップを教えてもらい、まずは「I’m tired.」を例にみんなで翻訳のお試し。「決まった正解はないんですよ」と、話し手の仕事や年齢、時間帯によっても色んな表現の方法が考えられることに気づきました。

次はキャラクターやシチュエーションに合う言い方の翻訳にチャレンジ。その人物になりきって自分の翻訳を発表。どれもキャラクターの違いが表れていて、近江先生も「おもしろいなぁ」「(人物の)雰囲気が伝わってくるねぇ」って。想像力や工夫をいっぱい共有して、ますますみんなの想像力や表現力に磨きをかける機会になりました。

最後に、「学校での学びをしっかりやって基礎を固めたうえで、僕なら、私ならという工夫を凝らすことが大切です」と日頃の学習の重要性もお話しくださいました。

毎年ご協力をいただく楽しい「翻訳レッスン」ですが、今年は先生に「とても楽しかった」と仰っていただけるほど、5年生のみんなの学習活動は活発でした。

ますます子どもたちの「自ら考える」力を伸ばすため、大野小の地域人材、教育資源に恵まれた環境を効果的に活用していきたいと思います。