2024/4/22 16:30
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卒業証書授与式

 3月21日(木)に第4回卒業証書授与式を実施しました。卒業生一人一人に卒業証書を手渡した後、式辞がありました。以下に式辞の一部を掲載します。 

校長式辞

厳しかった冬の寒さも和らぎ、春の訪れを感じるさわやかな季節となりました。

このよき日に、教育委員会をはじめ、地域よりたくさんのご来賓の皆様をお招きし、南あわじ市立志知小学校第4回卒業証書授与式がこのように盛大に挙行できますことに心より感謝申し上げます。

さて、本校を巣立つ11名のみなさん、ご卒業おめでとうございます。

6年間という長い小学校生活を終えて、今、みなさんの心には、たくさんの思い出がよみがえっていることでしょう。楽しかったこと、うれしかったこと、悲しかったことや悔しかったことなど、すべての経験が、みなさんをここまで大きくたくましく成長させてきたのだと思います。

私は、みなさんと3年間、この志知小学校で学校生活を共にしました。たった3年ではありますが、いきいきと活躍していた姿が思い出されます。また、最上級生として、委員会活動やクラブ活動、縦割り活動、集団登校などの場面で、立派に責任を果たしてくれたことも忘れられません。

そんな様々な学校生活の中で、私の心に強く残っているのは5月27日に実施した体育会です。全校生が力を合わせて一から作り上げた体育会。特に縦割り対抗の応援合戦では、下級生に振り付けを教え、自分たちも精一杯の応援をしていました。全チームが演技を終えた時には感動して涙が出そうになりました。

このように、みなさんが残してくれたよい姿は、志知小学校のよい伝統となって、下級生へと引き継がれていくことでしょう。6年生のみなさん、ありがとうございました。

卒業にあたって私から一つだけ「はなむけの言葉」を送ります。Where there is a will, there is a way. これは、「意志あるところに道は開ける」という言葉で、本校の校歌にもあるように「こころざし」をもってあきらめずに努力すれば、願いは必ず叶うという意味です。

今年は正月から能登半島地震が起こりました。1.17集会で私はみなさんに、「亡くなった方々の分まで毎日を大切に生きていこう」そう呼びかけました。覚えていますか? 今、生きているみなさんは夢を持つことができる。そして、夢に向かって努力することができるのです。これはとても幸せなことです。夢半ばにして命絶たれてしまった方々の分まで、大切な自分の夢をかなえるためにチャレンジを続けてください。

時には、失敗し、挫折をすることもあるでしょう。しかし、一生懸命頑張った失敗は失敗ではありません。成功のもとです。苦しいときは、志知小学校で目標に向かって頑張ったことを思い出してください。 『やればできる』 どんな困難でも、きっと乗り越えることができるはずです。みなさんのご活躍を心から応援しています。

最後になりましたが、保護者の皆様、お子様のご卒業おめでとうございます。この6年間で立派に成長されたお子様の姿をご覧になり、感慨もひとしおのことと、お察しいたします。この間、本校にお寄せいただきました温かいご支援・ご協力に対しまして、心から感謝とお礼を申し上げます。本当にありがとうございました。

さあ、今こそ旅立ちの時です。志知小学校の卒業生であることに誇りを持ち、夢に向かって突き進んでください。みなさんの未来が輝かしいものであることを願い、式辞といたします。

学校長式辞の後には、PTA会長からの心温まる祝辞を頂戴しました。祝辞の内容からも学校・家庭・地域が協力して児童を育むことができていることを確信しました。

卒業生の別れのことばには、小学校6年間の教育課程を終えるにあたっての決意と思い出がぎっしりと詰まっており、目頭が熱くなりました。

今年も全校生が集まっての卒業式でしたので、在校生も送る言葉と歌を送り、ありがとうの気持ちを伝えました。最後に志知小学校の校歌を会場の全員で歌い、式を閉じました。

 

出席者全員が一体となって、おめでとうの気持ちを伝えることができ、卒業生の心に深く残る感動の卒業式になりました。

卒業生は、志知小学校での思い出を胸に、中学校という新たなステージに一歩を踏み出します。中学生になりましても、地域の皆様には温かく見守っていただきますようよろしくお願い申し上げます。