学校だより NO.47 令和7年3.24神代小学校
3月21日 卒業式
地域の方々、保護者の皆様が見守る中、無事卒業式が終わりました。小学校時代は、1年から6年まで成長が著しい時期です。五感が研ぎ澄まされる時期でもあると思います。学校は子どもたちの可能性を拡大していく場だと思います。国語や算数等の学習、芸術鑑賞会、夢プロジェクトでのアスリートの講演などを通して、広い視野をもち、将来なりたい自分を見つけていってほしいと思います。体育館に子どもたちの歌声が響き渡りました。
3月24日 修業式 お世話になりました
一年が終わりました。保護者の皆様 地域の皆様、本当にお世話になりました。今年も神代小学校は、地域に愛され、地域とともに歩んできた歴史ある学校だと感じる一年でした。これからも創立152年、153年154年・・・と続いていきます。これからもご理解ご支援よろしくお願いします。
「銀(しろかね)も 金(くがね)も玉(たま)も 何(なに)せむに まされる宝(たから) 子(こ)にしかめやも」
読み方:しろかねも くがねもたまも なにせむに まされるたから こにしかめやも) これは『万葉集』に収録された、山上憶良(やまのうえ の おくら)の歌です。憶良は、飛鳥時代後期~奈良時代前期の役人・歌人です。
現代語に訳すと、
「銀も金も玉もいかに貴いものであろうとも、子どもという宝物に比べたら何のことがあろうか。どんな宝よりも、子どもが一番だという気持ちです。
万葉の時代から、親が「子どもが宝物」と思う気持ちは変わりません。「学校」も同じ気持ちです。
しかし、子どもたちを取り巻く環境は大きく変化しています。現在は、世界中の情報が瞬時に把握できる時代です。様々な情報に惑わされないようにしなければなりません。
「われ以外みなわが師」(我以外皆我師)という、言葉があります。小説「宮本武蔵」で有名な作家吉川英治の言葉です。「自分以外のものはすべて私の師である」という意味です。これは、心がけ次第で、自分以外の人たち、すべてから、何かしらのことを学ぶことができるということです。人でなくても自然からでも、たくましさや美しさを学ぶことができます。つまり自分の周りの人、親、友だち、先輩、後輩、動物、自然などみんな先生なのです。
子どもたちが周りからの愛情をいっぱい受けることで、落ち着いた環境に身を置くことができ、自分からどんどん学んでいこうとする心が生まれるのだと思います。
これからも学校は、安心安全に学ぶ環境を整えていくことが求められます。神代小の子どもたちの健やかな成長を願っています。