阪神淡路大震災から29年、来年の1月17日で30年になります。自分たちが後世に伝えなければ、悲劇は繰り返され、また、多くの涙が流される・・・そうして日本で初めて舞子高校に防災、減災を専門的に学ぶ「防災科」(環境防災科)が誕生しました。自然災害等では被害が皆無というのは難しいとは思いますが、防災科で学んだ人たちの知識が経験がそれ以降の災害で生かされてきました。多くの命が救われました。しかし、今日来てくれた高校生たちも君たちも、29年前、当然、生まれていません・・・伝承することの難しさは必ずあります。でも、あなたの大切な人の「命」を守るために日々、学び、伝えていきたいですね。
今日、朝の読書の時に「あさいち」という絵本を読みました。活気のあった輪島朝市で繰り返されていた日常会話の話です。活気のあったころの朝市の様子、そして、焼け落ちた今の朝市の跡を紹介しました。どのようなことを感じたでしょうか
私自身、舞子高校の出前授業を受けるのは何度目かになります。「防災出前授業」ですが中三の段階で「防災」を学ぶために舞子高校を選択した彼ら、彼女らの話は生徒たちにとって生きた、身近な「キャリア教育」になります。すごろくが終わった後の高校生を見ていると、後輩たちに少しでも楽しんでもらおう、学んでもらおうと「何か質問ある?」と声掛けしたり、いろいろ逆に質問して小学生、中学生から言葉を引き出したり・・・と大人でもなかなかその「気遣い」はできません。大いに学びたいですね。船の時間があるため質疑応答の時間が短くなったのは大変残念でした・・・また来年も来てもらって、逆に能登での活動について報告してアドバイス、感想等をいただきたいものです。