◆早々と梅雨が明け、真夏の日差しの中で七夕を迎えました。校舎のあちらこちらに立てられた笹飾りに季節を感じ、心が和みます。
◆子どもたちが短冊に記した願いごとは実に様々です。それは「~ができるようになりますように」という目の前の目標であったり、「~になりたい」という将来の夢であったり、「みんなが~でありますように」という祈りのようなものであったりします。
「願いを持つ」ということは、いのちを輝かせることにそのままつながっていると思います。
◆4日の朝会で校長が話したことを以下に記します。
---------------
わたしは、3才のころ、ウルトラマンのような正義のヒーローになりたいと言っていたそうです。それからわたしのなりたいものは、いろいろと変わっていきます。
宇宙飛行士になりたいと思ったり、子ども番組のうたのおにいさん、たいそうのおにいさんになりたいと思ったこともありますし、野球選手になりたい、ラジオのアナウンサーになりたいと言ったこともあります。
このように、わたしの夢はいろいろと変わっていったのですが、それは、夢をあきらめたとか、夢が消えたということではありません。いろいろなことと出会っていく中で、自分の好きなことがたくさん見つかって、夢が次の夢へとつながっていったのです。
ですから、今のわたしの中にも、ウルトラマンやうたのおにいさんがいるような気がしています。
みなさんの夢は、みなさんの好きなことからできていて、夢は、未来につながっています。
あなたの好きなことは、何ですか?あなたの願いごとは、何ですか?
あなたの願いごとが、あなたのすばらしい未来につながっていますように。
---------------
◆7月7日といえば、昭和49年(今から48年前)の通称「七夕豪雨」の日です。台風による大雨で宝珠川がはんらんし、志筑の街に大きな被害をもたらしました。この災害をきっかけに、宝珠川の大改修(昭和49年~昭和53年)が行われました。
◆歴史に目を向けると、7月7日は日中戦争(昭和12年 今から85年前)の始まった日でもあります。この戦争は泥沼化し、のちの太平洋戦争につながっていきました。
◆短冊の中には「世界が平和になりますように」という祈りも見られます。きょう、7月7日。星に願いを託して。