学びたくなる時
人が、学びたい気持ちになるのはどんな時でしょうか? ここでいう「学ぶ」は学校の勉強も含め、知らなかったことを知り得ること、自身の成長になることなど広い意味です。
次の様な時、学びたい気持ちになるのではないでしょうか。
①初めて出会った事象が何であるか知りたい時。
②不思議に感じたことの原因や、仕組みを知りたくなった時
③自分が興味あることについて、もっと知りたいと思った時。
④目標を定めて、達成するために何が必要なのか分かった時。
⑤尊敬できる人に近づきたいと思った時。
⑥学ぶことによって、自分が成長していると実感した時。
他にもあるかと思いますが、学びたいという思いは必ず自発的です。
①は「これ何? あれ何?」と子どもが親に尋ねているイメージです。また大人であっても初めて聞いた言葉に対して、検索して調べてみたくなる気持ちです。
②は「どうして? なぜ?」の気持ちがわいて、理解できたときには充実した気持ちになれます。特に理科の実験は子どもたちが喜ぶ時間です。
③は、かなり多くの人が経験あるのではないでしょうか。また、お子様が現在夢中になっていることがあるかもしれません。例えば、東京海洋大学名誉博士・客員教授の宮澤正之さんは、子どものころ学校の勉強をほとんどせず、いつも魚の絵ばっかり描いていたそうです。彼はテレビなどで「さかなクン」と呼ばれて活躍しています。
④は例えば中学生、高校生くらいになると将来の職業を考えると思います。目標が定まれば、進学志望先に合格すること、その職についての知識を広げることなど、学ぶ必要性を感じます。
⑤は、例を挙げてみます。野球をする少年、少女が大リーガーの大谷翔平選手みたいになりたいと思った時、練習をより一層頑張ることと思います。それ以外にも、大谷選手に関する本を手に取ったり、インターネットで調べたりして、彼の考え方、生活ぶり、失敗談などあらゆることを取り入れて、自分の生活に組み込んでいこうとするのではないでしょうか。
⑥は大人になるとそう思えるようになります。子ども時代も成長している実感はありますが、義務教育のシステムの中で勉強している結果の部分もあります。大人は学ぶも学ばないも自ら選択できますので、学んだ成果を感じながら次への学びに繋がっていくことでしょう。
(続きます)