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2023/9/23(土)
(9月23日)子どもの強みを伸ばす(2)
創りだす力🔍湧き出る楽しさ🎊共同制作💡ジェットコースター乗りたい🚀ぬおおーりゃああー💪決意⭐連続🏐われらが母校🏫(続きです) 強みを伸ばした先生 私はこれまで個々の「強み」に気づかせ、伸ばせるように最大限力を注いできたかというと、そうではありません。「弱み」への対処が多かったと思います。  一方で「よくできること(強み)」に注力して教育していた先生がいました。例えば部活動で、才能ある生徒をとことん伸ばしていくのです。 ただ、その生徒に技術指導が偏っており、「えこひいきではないか」と陰口をたたかれていた時もありました。「えこひいき」という言葉も、「みんなが同じように」という時代背景の産物なのかもしれません。  しかし、トータルとしてその先生は生徒や関係者からよく慕われていました。 なぜなら、競技の才能がある子を伸ばすだけでなく、他の生徒の良いところをそれぞれに見つけ、自信を持たせていたからです。例えば「〇〇の練習態度は、みんなをやる気にさせてるわー」「先輩が、君のフォームを参考にしてると言ってたよ」など。  見方を変えると「えこひいき」などせず、「皆に公平」だったのです。思い起こせば、子どもたちはその競技でトップクラスでなくても、何かしら自分の強みを自覚できていましたし、それぞれが実力を伸ばしていました。 子どもの強みを伸ばす これから先は、機械やAIが人間の仕事をますます奪っていくことが予想されています。個性を発揮せず、平均的であれば世の中の主流で歩んでいける、そんな時代は終わりを迎えているのではないでしょうか。 すなわち、生き方の軸を持つ人が、ますます仕事や役割を得ていくのです。  「自分には、得意技などがなく、『強み』を見いだせない。」という人(子ども)がいるかもしれません。しかし「強み」は必ず見つかります。 次の各性質は機械やAIが人間に取って代わりにくい事柄だと思うので、参考にしてください。(見つけてあげてください)  好奇心 対人関係力 誠実さ 忍耐力 寛容さ 勇敢さ 創造性 感謝心 公平さ ユーモア 向学心 思いやり 謙虚さ リーダーシップ 柔軟さ 審美眼 愛情 思慮深さ 自制心 全体を見渡す力 あきらめない心 情熱 先見性 発信力 責任感 人の心を動かす力 クリエイティブさ・・・  子どもたちが早い段階で自分の「強み」に気づいて、それを伸ばしていく。今後大人になってやりたいことや生きがいを発見するためには、大事なことだと私は思います。 そして人生の方向性が決まれば、今行っている学びの意義をますます感じることでしょう。  最初に紹介した「傘があったよ。」ときちんと報告に来てくれた子は、「傘が先に行っとった。」とも言ってくれました。気配りや発想力の「強み」があるのだなと思います。 今回も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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2023/9/23(土)
(9月23日)子どもの強みを伸ばす(1)
豊かな海🛥️今回は夏休み作品集🎈小石に命が宿りました🐟こちらも生まれ変わりました💕地域の誇り⭐体験は強い🏅今日は外遊びOK😄(9月上旬時)あざらしのうごきだよ🦭やばいー😫素敵な言葉「傘がないの。」 雨上がりの下校時間のことです。職員室に低学年の児童が来て、不安そうな表情で扉を開けました。登校時は靴箱近くの傘置き場にまちがいなく置いたとのことです。 一緒に来た友達も「朝はちゃんと傘を持っていたよ。」とフォロー。  その場所に見に行きましたが、本人の言う傘は見つかりませんでした。私は、「傘は何色?」などと特徴を聞いて「探しておくね、見つけたら教えるから。」と言いました。 さらに「もしかしたら、誰かが間違って持って帰ったのかも。」「その時は、きっと連絡があるはずだよ。」と伝えました。  私は心の中で、後者の可能性が高いかなと思いました。下校時は、雨が降っていなかったので、傘を広げません。なので色目だけで判断して持ち出した児童がいるだろうと。  次の日、その児童が「傘があったよ。」と報告に来てくれました。「よかったねー。」とその場にいた先生たちも感激。私たちのことを思って報告しに来てくれた行動にも、とてもうれしく感じました。前日とは打って変わって児童の表情はとてもにこやかでした。 そして「傘はどこで見つかったの?」と尋ねた時の児童の答えが素敵でした。 「昨日学童に、先に行っとった。」  頭の固い私には絶対出てこない言葉だなあと思いました。 子どもの強みを伸ばす・・・の前に 急に話題を変えてしまいます。すみません。 子どもの「強み」とはその子どもが得意とすることや、よい性質のことです。それを認めて伸ばしてあげることが大事なのは言うまでもありません。  これまで、私たちは学校教育の中で、「強み」よりも「できないこと(弱み)」に注目して、それに対する手立てをしてきた傾向があるのではないでしょうか。 集団の仲間として、同じように歩んで行ったり、学齢に応じた力をつけさせてあげたりしたかったからです。  日本は主に農耕社会であったため、皆で生産し、皆で分配する生活を長く続けてきました。集団の中でどのように生きていくべきかという行動規範や道徳を重視し、社会システムや教育がそれを受け継いでいます。 ある人に「弱み」があったとしても、集団に適応できるようにしたり、必要ならセーフティーネットを敷いたりしてきたのです。  そんな仕組みがあったからこそ、日本は格差を広げすぎない社会を築いてこられたのだと思います。  ただし、欧米のような「個の自覚」を促す教育は貧弱だったとも言えます。 それぞれが違う形で持っている「強み」を自覚する機会が与えられなかったり、伸ばされなかったりしてきたことも多いのではないでしょうか。 これからの時代に向けて、考えていかなくてはならない課題となっています。(ただし「弱み」への手立てが忘れられてはいけません) (続きます)
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2023/9/9(土)
(9月9日)面白い心理テスト(2)
右側の先生は新しいALT(Assistant Language Teacher)です👧 アメリカから来られています🗽虫たちの避暑地やな🪰🐞🪳通学の地下道です。きれいに掃除をしていただきました🪣⭐暑サニモマケズ😄(熱中症対策もね🥛)先生の所に集まります😆また明日ねー🐼🌼いっぱーい🌺 (続きです) この心理テストでは「あなたが人生で大切だと思うもの」がわかるそうです。次の解答を見て、えー?と思うかもしれませんが、深層心理なのかもしれませんね。 ①「人数で等分割する」を選んだあなたは、「健康」を大切にしています。 ②「じゃんけんで一人に決める」を選んだあなたは、「お金」を大切にしています。 ③「その場で決めず、あとで早い者勝ちで食べてもらう」を選んだあなたは、「娯楽」を大切にしています。 ④「他人に譲るもしくは、他人に決めてもらう」を選んだあなたは、「人間関係」を大切にしています。 ⑤「自分は大好物だ食べたい、と主張する」を選んだあなたは、「時間」を大切にしています。  いかがでしたか。もちろん選んではいけない番号はありませんし、比較して順位付けをしても意味がない項目群です。なぜなら、「健康」「お金」「娯楽」「人間関係」「時間」のどれか一つでもなくなると生きづらくなるからです。  さて、⑤「自分は大好物だ食べたい、と主張する」を選んだ方は、いらっしゃいますでしょうか。このような行動ができるということは、自分の心に素直になって勇気を持って行動できる方だと私は思います。 ⑤を選ぶということでグループの仲間には気を使いますし、あとで何か言われるかもしれないと思い、遠慮する人が多いのではないでしょうか。  さて、私は初見で ①「人数で等分割する」を選びました。なぜなら自分に決定権がある場合に最も行動しやすく、他人との軋轢(あつれき)を生まないからです。そのうえで大好物を少しだけ食べられる、と合理的に考えたのだと思います。  本音は⑤「自分は大好物だ食べたい、と主張する」を選びたかったのです(笑)。が、行動できる勇気がありません。  自己主張は、悪いことではありません。時には、自分の意見を通すことで、他人を幸せにすることさえあります。 「和」を大切にしてきた日本の社会、日本の教育においては、自己主張しにくいことが否めません。  しかし、時代は大きく変わりつつあります。主体性を持って生きることは、変化の激しい世の中において必要不可欠になっています。 自己主張するためには、「責任」や「他人への配慮」、「主張できるだけの人間性」などいろいろな要素がなくてはなりません。それらが備わってこそ、主張に対して周りの理解や協力が得られます。 学習小学校の子どもたちには、そこまでの実力をつけてほしいと思います。  さて、いきなり自己主張することは難しいですが、心理テストの逆を行って、普段から「時間」を大切にするのはいかがでしょう。先ほどのいろいろな要素が身についた中で、自己主張できるようになるかもしれませんね。最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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2023/9/9(土)
(9月9日)面白い心理テスト(1)
【8月26日 PTA愛校作業】早朝より、また暑い中ありがとうございました🙇2学期、美しい環境で子どもたちが心地よく学べます🌈子どもたちも活躍🙆いよいよ2学期、背筋ピーン😀久しぶり✨ 夏休み楽しかった❓学校用務員さんが元気な花を育ててくれました🌹🌷  2学期がスタートして、1週間が経ちました。夏休みの生活から切り替えて学校生活のリズムをつかめている子もいれば、なかなかリズムをつかめていない子もいるかもしれません。 よい生活リズムは、健康や活力の源です。みんなが元気で毎日過ごすことを願っています。 まだまだ暑いですが、やがてスポーツの秋・芸術の秋・食欲の秋と言われるような過ごしやすい季節になります。今しばらく暑さ対策をして、お互い熱中症に気を付けてまいりましょう。  今日は、心理テストをしてみたいと思います。ある心理テストを参考にアレンジしていますので、100パーセント正しいとは言い切れません。なので気軽な気持ちで参加していただけたらと思います。場面設定は次の通りです。  「お互いが知り合いの数人グループに、たった一人分のロールケーキが与えられました。自分としては、大好物でぜひ食べたいと思っています。さて、あなたがする行動は、次のどれですか? (あなたに決定権があるとします)」 ①人数で等分割する②じゃんけんで一人に決める③その場で決めず、あとで早い者勝ちで食べてもらう④他人に譲るもしくは、他人に決めてもらう⑤自分は大好物だ食べたい、と主張する 本音でお考え下さい(笑)。 決まりましたか? (続きます)
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2023/8/26(土)
(8月26日)子育てを焦らない(3)
ダンゴムシの家を作ってるんだ🐛🐛いつも給食をありがとうございます🍤 2学期もよろしくお願いします🍝理科、おもしろい🚀音や指先から、良い刺激🐤 (続きです)親(先生)自身の心を満たす 自分が空腹の状態で、ストレスなく他人に食べ物を与えることはできません。それと同じで、自分(大人)が幸せな気持ちでないと、他人(子ども)を幸せな気持ちにすることは決してできないと思うのです。 私も心のエネルギーが枯渇していれば、様々な場面で対応が悪くなり、いい気持ちにさせることはできません。後で反省しても遅いのですが、他人に不快な思いをさせないよう、自ら心を満たしておく努力は必須です。  子どものことで悩みがある人は、「子育てを焦らない」ために、まず自分の心の状態をチェックすることが大切ではないかと私は思います。 自分の心が満たされていて笑顔が出やすいことこそ、子育てに不要な緊張感がなくなるのではないでしょうか。「なんか、機嫌よさそう」と子どもから言われたら、お互いに前向きな時間が過ごせそうです。  大人が自ら楽しめる時間をつくるなど、自分を大切にしたり、自己肯定感をあげたりしてほしいと思います。また他人のために力を使う、ことも自分の心を満たしてくれます。(他者貢献は最も幸福感が得られるそうです) 自分がハッピーな気持ちになって、心の器からあふれ出たエネルギーを、ぜひ子どもに分け与えてください。 まとめ 「自分や他人を傷つけない」、「社会生活のルールを守る」の基礎があれば、個人は尊重されますし、多様な生き方もありという時代となりました。それに加えて、自己実現や社会貢献できるよう相当の勉強や努力は必要です。 その中で、子どもたちは個人差が必ずありますから、育てる大人が悩みすぎたり、責めたりすることはないと思います。  今回は「子育てを焦らない」テーマで書かせていただきました。前回記事でもふれました「心のエネルギー補充」は子どもも大人も大切な要素であると思います。私も自分の心が満たされた状態を作っておきます。(一例ですが、朝のスタートを気分よく始めるために、車の中で好きなインフルエンサーさんのコメントを聞きながら通勤しています) 最後まで読んでくださり、ありがとうございました。 
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2023/8/26(土)
(8月26日)子育てを焦らない(2)
じゃんけんして、負けたら新聞紙を折ります😅乗れなくなったら座ってね😭おしいなあ💦 きもちいいー😄 (続きです)長所を見つけて、心からほめる 私が20代の時に出会った、保護者です。ある中学生のきょうだいを子育てしている親御さんでした。下の子は、学力面、運動面、その他のほぼすべてが上の子に比べて劣っていました(数値で結果が出るものは明らかになるので)。 中学生くらいになるとそれまでに、否応なく上の子と比較されてきたはずです。親はそうしなかったと思いますが、親戚や同級生、もしくは先生からも、上の子と比べられた内容の言葉を受けてきたのではないでしょうか。  普通ならば、下の子は自己を否定し、ネガティブな性格になってしまうかもしれません。ところが、その子は上の子との差など気にせず、とても明るい表情で学校生活を送っていました。私は意外だなと感じていました。 そんな疑問があったので、親御さんに「子育てで何を心がけていますか?」と聞いてみました。  「『人として最も大切なのは、優しさや。○○(下の子の名前)は誰にも負けない優しさがあるんやで。』『だから友達がたくさんできたり、リーダーになったり、きっとなるよ』ということを言い続けていました。実は上の子より優しいというほどでなかったのですが、○○の取り柄として優しい所があったのです。」 のようなことをおっしゃっていたと思います。  下の子はあまり器用でなく、勉強が苦手でしたが、とても優しい生徒で、やがて部活動のキャプテンをするまでに成長しました。そのことが、私には強く印象に残っています。  親の声掛けがなければ、または上の子や他人と比較した言葉を投げかけていれば、下の子は卑屈で優しくない性格になっていたかもしれません。 しかし、私が出会った保護者さんの心がけは「子の長所を見つけて、心からほめる」ことのよい事例だったと思います。 サポートを受ける 自分が子育てに悩んでいる時、他人から子どもの状態を指摘されると、ますます心苦しくなってしまいます。周りは良かれと思って、助言をしているだけだと思いますが、責められていると感じてしまう人も多いのではないでしょうか。  他人から促されて、仕方なく・・という前に自らサポートを求めていくのはいい方法になると私は思います。 一人で抱え込んでいると情報が得られず、悩みが増大してしまいます。今ならSNSで同様の悩みを抱えている親御さん(先生)の思いを知ったり、サポートしてくれる機関を見つけたりできて、不安や焦りを軽減できるのではないでしょうか。  悩みが即、解決となればそれに越したことはありません。時間がかかるにしても、頼れるところを見つけておくのは非常に重要だと思います。  (続きます)
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2023/8/26(土)
(8月26日)子育てを焦らない(1)
遊びから身につくことが多いよ⭐クリエイティブだ💕積み重ね👦先輩たちの思い🙂  子育てに悩みを持たれている方は、多いかもしれません。悩みとは例えば次のようなことではないでしょうか。学力、集団への適応、心身の成長などについて、年齢相応でなかったり外部からの影響があったりしてイメージ通りでないことです。  子どもはありのままの個性が尊重され、その上で長所が伸びていくように支援や教育を受けます。長所が伸びれば自信がつくので、短所は隠れるようになります。 短所に対する手立てが全く不要ということではありません。しかし短所を優先して直そうとするあまり、子どもの自信や自己肯定感を失わせて、長所が伸びなくなることは少なからずある話です。  例えば、幼い子どもが絵を描くのが大好きで夢中で描いた作品を見せに来たとします。色や形が現実離れしていたり、他の子が描いた絵より未熟だったりしても、心からほめてあげられるでしょうか。 「ここの色はこれでいいのかな?」「もうちょっとよく見て描いて」などと余計な一言を入れてしまう可能性があります。  すると子どもは、自分のやったことに対して親は(先生は)良いと思ってくれていない、と感じます。短所を直すことがプレッシャーとなって、絵を描くことが大好きという長所が失われかねません。 他人との比較があると、子育てにどうしても焦りが出てしまいます。「なんでこんなことができないの」は、子どもの前で口に出さずとも、大人自身の悩みとなってしまいます。焦りは子どもにも大人にも利点はありません。  全く焦らず、ありのままのお子さんを認めながら育てている方も多数いらっしゃいます。 しかし一方で焦ってしまい子どもとの関係性もギクシャクするならば、改善するべきです。そこで、できることをいろいろ考えてみました。 ① 長所を見つけて、心からほめる② サポートを受ける③ 親(先生)自身の心を満たす  (続きます)
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2023/8/12(土)
(8月12日)夏休みを制する者は2学期を制す(3)
おーっと、と😅上手すぎる🤣時代は変わっても・・⭐暑中見舞い、書くよ⛱ 宿題はたまってニャいか?😹屋上に上がってみたら😳 (続きです) 親子で共有できる時間を多く作る 夏休みの心に残る思い出は何でしょう。皆さんは子どものころ、夏休みでどんな思い出がありますか?  家族で海に行った、おじいちゃん・おばあちゃんの家に泊まりに行った、花火大会に出かけた・・・・、東映まんがまつりに行った(最後は私の思い出です)などの出かけた思い出。  また、宿題を見てもらった、かき氷を親と一緒に作って食べた、ダラダラしていてよく叱られた・・・、のように出かけていないけれども、ささやかな思い出があると思います。夏休み中、良い思い出のほとんどは、実は家族と過ごした時間ではないでしょうか。  それは、心を満たしてくれる時間が良い記憶を刻んでいるからだと私は思います。 家で一緒に料理を作った、ゲームをした、なども貴重な夏休みの思い出になるでしょう。ゲームなら親の方が負けてしまうので、子どもにとってはいい意味で優越感にひたれます。不得手でも親がゲームの相手をしてくれたことに、満足感も得られることでしょう。  中高生や大人に近づくにしたがって部活が忙しい、友だちと出かける、下宿生活を始めるなど家族と共に過ごす時間は少なくなっていきます。 楽しい旅行は行けたらいいのですが、お金も時間もかかります。普段通りの生活の中で家族と同じことをして過ごす時間は、小学生にとってお金に換えられない宝物になると思います。 最後に 今回も大変長くなりましたが、熱心に読んでくださりありがとうございました。 生活習慣の確立、体や心のエネルギー補充は、夏休みでなくとも子どもにとって(大人も含め)大切な要素です。それがあるからこそ、みんな頑張れるのです。 皆さんがよくご存じのことだと思いますが、意識して夏休みを過ごすことでより豊かな2学期に結び付くと確信しています。どうぞよろしくお願いします。 ① 学期中と同じ時間で毎日起きる② 栄養バランスが整った食事をする③ 親子で共有できる時間を多く作る
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2023/8/12(土)
(8月12日)夏休みを制する者は2学期を制す(2)
自習も好きです💕絵になる場面😄大丈夫かな🌱当番さん、いつもありがとう🚿それぞれのペースで成長するよ🍀ばっちり😆 (続きです) 学期中と同じ時間で毎日起きる 朝いつもの時間に起きて、朝日を浴びると、メラトニンという体内物質が減ります。 メラトニンは眠気を誘発する物質ですから、同じ睡眠時間でも朝日を浴びると目覚めが良くなります。体調も気分も良くなるので、活力ある1日を過ごせます。ですから、昼前に起きた一日とは、その日の過ごし方に大きな差が生まれるのです。  さらに、起きてからメラトニンが分泌されるまでの時間がある程度決まっていますので、早起きしておくと夜は早く眠たくなるのです。睡眠の時間確保だけでなく睡眠の質が向上し、成長ホルモンの分泌が促進されます。 早起きのリズムは心身に好影響がありますら、宿題をするためによく頭が働いたり、ストレスがたまりにくくなって良い人間関係が作れたりします。さらに新しいことに挑戦しようという意欲が湧くことでしょう。  社会生活では夜中に一生懸命働いていらっしゃる方もおり、人々の支えとして活躍されています。夜に起きていては一律にダメということではありません。 それでも成長著しい子どもたちの心身は光(日光、電光、ブルーライト)に大きな影響を受けます。学期中と同じ時間に毎日起きることで、ぜひとも夏休み中の生活を整えてほしいと思います。  早起きしたために、昼寝をするのはOKです。小学生は1時間以内ならかえって心身に良いそうです。 栄養バランスが整った食事をする これは、言われなくても・・・という話題です。しかし現実は、どうでしょう。子どもたちや私たち教職員は夏休みに、給食以上に栄養バランスが整った食事ができているでしょうか? 私は、一回の食事が菓子パンだったりするときがあります。これではダメだと、平日の弁当に野菜を詰め込んだりしますが、トータルでは学期中に比べ栄養が偏っています。  安価で食べやすく、調理も無し、さらに満足感の得られやすい食品は、夏休みに食べる機会が多いのではないでしょうか。例としては、コンビニやスーパーの弁当、菓子パン、インスタント麺、ファストフードなどです。 これらの食品は常日頃から食べ続けていると野菜不足、たんぱく質不足を招きます。皆さんもご存じだと思います。  しかし、時間に制約がある、たまには満足感を得たい、そんな時はこれらの食品を私も口にしています。おそらく子どもたちも喜んで食べているでしょう。  そこで、立ち止まって栄養バランスについて考える機会を設けていただければと思います。 成長期の子どもたちにとって、体作りはたんぱく質が要です。また、野菜に多く含まれるミネラルやビタミンは健康を維持し、疲労感を撃退したり、大人になってからの病気発生率を下げたりする効果もあるそうです。  お子さんとともに栄養バランスを考えているご家庭も多いと思います。私が子どもの時は全くの無頓着でしたので、似たようなご家庭がありましたら、ぜひ実施してください。体の成長や健康は、後になって取り戻すことが難しいからです。 お手間がかかることは承知ですが、一緒に料理をしながら栄養バランスについて楽しく学ぶことはいかがでしょうか。それに自分で作った料理は世界一美味しいと思います。  積極的に摂取してほしい食品について、子どもたちに伝えたキーワード(昨年)は「まごわやさしい」です。 (まめ、ごま、わかめ、やさい、さかな、しいたけなどキノコ類、いも) (続きます)
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2023/8/12(土)
(8月12日)夏休みを制する者は2学期を制す(1)
360度警戒・・でも笑顔😄キンキンの🍨はい、ポーズ🍝スケッチしたよ👑(影も上手です😀)切り株からキノコが😲かわいい🐬  「左を制する者は、世界を制す」は、1960~70年代に活躍したボクシング世界ヘビー級王者、モハメド・アリが残した言葉だそうです。 「○○を制する者は、□□を制す」は、いろいろな場面で使われるので、耳にした方も多いと思います。ちなみに「リバウンドを制する者は試合を制す」は、漫画「スラムダンク」での1シーンです。漫画を知らなくても、バスケットボールのルールを知っている方は、その意味がよくわかるのではないでしょうか。  今回の記事は「夏休みを制する者は2学期を制す」です。私の経験上、夏休みが有意義であった児童生徒ほど、2学期以降の成長に目覚ましいものがありました。夏休みが後半となった今こそ、前半を振り返り今後の過ごし方に役立てていただきたいと考えています。よろしくお願いします。  夏休みにすること、してほしいことはたくさんあります。 宿題、お手伝い、部屋の掃除、新たな挑戦、スクリーンタイム(ゲーム、スマホ、テレビなどに費やす時間)の管理、体力の維持や増進、普段会えない親族との交流、・・・・・  実現していけば夏休みが有意義となる素晴らしいことばかりだと思います。しかし、すべてできるかと言えば、難しいご家庭があるのではないでしょうか。 親が働きに出るため、子どもは時間があるけれど大人には時間がない、という家庭がたくさんあると思います。昼間は、学童保育や祖父母宅で過ごしたり、上のきょうだいと留守番をしていたり、という子どもたちも多いことでしょう。  それでも、夏休みの過ごし方は2学期の生活に影響が出てしまいますから、下記のことは子どもたちもご家族も特にできてほしいと、願っています。(できているご家庭は本当に素晴らしいです) ①学期中と同じ時間で毎日起きる②栄養バランスが整った食事をする③親子で共有できる時間を多く作る (続きます)
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2023/7/29(土)
(7月29日)決めつけない(2)
【出前おさかな🐟講習会】 初体験の子も😳上手い👌🏻おおーっ👀世界一美味しいよ😆育ったよ🍆🥕🥒野菜料理もしてみてね🥗水着と全然違う感覚や😨2学期まで会えない子もいるなあ😢 (続きです) 「悪いのは○○さんだ」と心の中で決めつけてしまう失敗について 口には出していませんが、心の中で決めつけても失敗します。Aさんが訴えてきたときに、状況や原因を両者から聞き取ろうとします。しかし、意識ではAさんが被害者、○○さんが加害者となっているので、2人への聞き取り方に差ができてしまいます。  ○○さんの立場なら、たとえ子どもであっても「この人は(先生は、親は、など)、自分のことを悪いと思っているようだ」と感じることでしょう。言葉では悪者扱いされていなくても、聞き取る人の表情や口調、体の動きを感じて、いくらでも察知できます。  そうなると、「どうせ自分の言い分は聞いてもらえない」と判断しますから、説明したくてもその気にはなりません。黙る子もいればごまかす子もいます。大人でも同様です。  良くない行為が多い子どもが関わっていると、心情的に「またか」となることはあります。決めつけはよくないと分かっていても「つい心の中で」、というのも理解できます。  けれども、そんな心情から抜け出して、公平に話を聞いてあげたいものです。目的は良くない行為が改まって、相手につらい思いをさせないことだからです。 別の言い方をすれば、良くない行為を繰り返してしまう子に対して、周りから受ける低評価から救ってあげたい、自信をつけてほしい、という気持ちを働かせればいいのです。  例えば次のような場面を想像してください。 良くない行為に対して、「なんでそんなことをしたの?」と聞きます。これは理由を聞いているようで、なんとなく「あなたが悪い」と決めつけている印象があります。  それを「なにが、あったの?」と変えてみてください。 すると、聞き取る人が両者の言い分を公平に聞く余裕が出ているのではないでしょうか。 まとめとして 子どもへの指導もちょっとの言葉遣いで様子が変わってきます。頭ごなしに注意すると、一時的に悪い行為はしなくなるでしょう。しかし心からの反省はできません。この間、公園(淡路市外)で子どもの良くない行為に罵声を浴びせる親がいました(悲)。  それよりも、両者の感情に寄り添い、子どもの未来に目を向ける愛情があれば、子どもは嘘のない話をしてくれるのではないでしょうか。そして自身の行為に向き合い、反省や謝罪へと結びつくと思うのです。 今回の話が、子どもの指導で苦慮されている方への一助となれば、幸いです。最後まで読んでくださりありがとうございました。 あとがき 「先生が担任だった時、そうであってくれたらなあ。」という声が、たくさん聞こえてきそうです。(当時は申し訳ありませんでした)
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2023/7/29(土)
(7月29日)決めつけない(1)
ひまわり作業所さんへ行ったよ😄作業体験させてもらいました🍒わかりやすい😸販売するよ🍿交流の時間💝熱中症注意だぜー🥵涼しい場所でも、こまめに水分補給してね💧💧【研修】授業力向上を目指して⭐【終業式】自転車の乗り方、注意しましょう🚲🚘  Aさんという子どもが「○○さんに嫌なことを言われた」「△△君に物を投げられた」「□□ちゃんが、おもちゃをひとり占めして貸してくれない」・・・・などと、訴えてきたとします。子ども同士で解決できることが理想ですが、Aさんが対処できなければ、放置できません。  そこで先生や親として、対象になっている○○さん、△△君、□□ちゃんの人となりを想像します。 彼ら(○○さん、△△君、□□ちゃん)が、普段そのような悪い行為をしない子であれば、行為に至った状況を確かめると思います。ひょっとしたらAさんにその行為を招く原因があったのではないか、とも考えます。  しかし彼らが普段から同様の行為が多い子であれば、おそらく「悪いのは○○さん(△△君、□□ちゃん)だ」と心の中で決めつけてしまうのではないでしょうか。 つい、その言葉を口に出してしまうことがあるかもしれません。  このことについては、経験ある方も多いと思います。 しかし、口に出すことも、心の中で決めつけてしまうこともよくないと私は思います。正直言いますと、私は口に出したり、心の中で決めつけたりしてたくさんの失敗をしてきました。  たとえ〇〇さん(△△君、□□ちゃん)が最初からトラブルを起こしていたとしても、決めつければ失敗します。 なぜ、失敗するのでしょうか。 「悪いのは○○さんだ」と言ってしまう失敗について 先ほどの例で言うとAさんが訴えてきたときに、Aさんの正当性を認めてAさんに安心感を与えようとする気持ちが働きます。確かに○○さんは普段から良くない行為が多いので仕方ないかもしれません。 しかし「悪いのは○○さんだ」と言ってしまうと、その時の状況把握や原因追究が疎(おろそ)かになります。  また、「悪いのは○○さんだ」という言葉は、○○さんにいずれ聞こえていくことになります。その言葉を聞いた○○さんの心情はどうでしょうか。 伝え聞いた話は、自分への誉め言葉なら喜びが倍増します。反対に自分にとって嫌な話は、悲しみや怒りが倍増してしまいます。 ネガティブな気持ちが先行すると、○○さんは自分の悪い行為を素直に反省できないのではないでしょうか。また、言葉を発した人は○○さんとの信頼関係を作れなくなってしまいます。  そこで、Aさんに対して安心感を与えかつ、その後冷静に対処するために、次の様に言うのはいかがでしょうか。 「Aさんはつらい思いをしたね、○○さんにも聞くから、これから同じことがないようにしていくね。」  (続きます)
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2023/7/15(土)
(7月15日)企画運営の経験(2)
給食の栄養教諭さん👧🌻朝から元気がもらえるよ😄🌈こちらも元気😆中浜稔先生👴🏻男前に描いてニャ😼幸せニャンだ😸(児童作品)おばけやしき宣伝動画🙀こわいよー(泣)🥶がんばって準備したよ😀 怖いけど楽しんでね👻 (続きです) ・常に参加者の立場を考えることで身につく、他者を尊重する力・全校生が参加できるために、時間帯などを工夫する調整力・仕掛けを作成するために必要な準備物をそろえていく力・「おばけやしき」の期待値をあげるための広報宣伝力・予定外の出来事が起こった時の対応力・安全面の配慮を考える力・イベントを振り返り、今後の活動につなげていく力  他にもいろいろあるのではないでしょうか。 企画運営している子どもたちは、以上の力をわざわざつけようと思って頑張っているわけではないと私は思います。最初に申し上げた「学習小学校のみんなに楽しんでもらいたい。」ために夢中で取り組んでいるのです。 人は誰かのために役立っていると感じた時に、幸福度がとても高くなります。だから頑張れるのです。  何かを企画して、自分(たち)で夢中になって取り組む。 自ら望まないでその立場になったが、一旦責任を持って始めたら、知らぬ間に楽しくなっていく。 始めてみたものの苦労ばかりでネガティブな感情に押しつぶされそうになる。  いろいろな思いがそこにはあります。そうしながらもリーダーや担当者、世話係となって、進めていく経験でしか得られない宝があるのです。そしてその宝を失うことは一生ありません。  社会経済が発展していく中で、人々の暮らしはずいぶんと便利になってきました。調理することを例にあげると、時間をかけたり段取りを考えたりすることが効率化されて、気がついたら料理ができています。機器やAIが人の労働や思考を肩代わりしてくれるからです。  生活の多くで同様の現象になっています。その代わりに生きる力をつける経験が乏しくなっているのではないでしょうか。そこで、企画運営する「リーダー」や「お世話する」立場を数多く経験して、先ほど述べた様々な力をつけてほしいと思うのです。  児童会が作成した「おばけやしき」宣伝動画は、見事な出来ばえでした。子どもたちの期待値がかなり上がったと思います。恐怖が膨らんだ子もいたことでしょう。そこまでこだわりぬいた児童会役員に拍手です。  今回も最後まで読んでくださりありがとうございました。もうすぐ長い夏休みとなりますが、学校として毎年頭の下がる思いです。よろしくお願いいたします。期間中はご家族にとってお忙しくなろうかと思いますが、子どもたちが皆様とともに素敵な時間を過ごしてほしいと願っています。
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2023/7/15(土)
(7月15日)企画運営の経験(1)
風物⭐新キャラクターを考えたよ🐞どれがいいかなー🐧思いそれぞれ🦋たてわり班、リーダーになったよ🦁倒立前転🍒成功🙌今回のお話しです👻  6月から7月にかけて、児童会は「おばけやしき」を企画運営しました。イベントを成し遂げるためには、数々の苦労があったことでしょう。 先生に実施可否の伺いを立てて了承されれば、計画から準備へと多くの時間を投下しなければなりません。それでも児童会役員の子たちは、挑戦することを選びました。ねらいは明確です。「学習小学校のみんなに楽しんでもらいたい。」この一点のために、力を尽くそうと決意したのです。  さて、実施時間帯は? 場所は? 全校生の参加のさせ方は? 先生のサポート体制は? いろいろな課題を解決しなくてはなりません。大事なのは授業に影響が出ないようにすることと、安全対策です。児童会担当教員もその点を踏まえて指導してくれました。  今回の記事を配信している現在は、「おばけやしき」のイベントは終了しています。お子さんは、何か感想を言っていたでしょうか? 児童会役員の思いが伝わっていれば幸いに思います。また、企画運営した児童会役員の子たちは、どのようなことをご家庭で話されていたでしょうか?   イベントを企画運営する、チームのキャプテンとなる、家庭の中心となって家族の世話をする、話し合い活動の進行役をする・・・ このような立場になる人は、その集団の中では一目置かれていることでしょう。何かしらの能力を期待され、皆の代表になることを勧められたり、自然とその立場になったりするものです。または、その責任を好んで志願する人もいます。  私の小中学校時代は自ら責任ある立場に立候補するというのは、本当に稀(まれ)なことでした。例えば児童会や生徒会への立候補者がいないので、クラスで何とか推薦者を決めていたと思います。私が所属していた学年がたまたま、そうであったのかもしれませんが・・・  しかし、学習小の子どもたちには、責任のある立場をできるだけ多く経験してほしいと思っています。最初はくじ引きで当たってしまった、でもいいと思います。 今回、「おばけやしき」を企画した子たちは、どんなことを学んで、どのような力がついていくのでしょうか。以下は私の想像です。 ・自分たちの思いを実現するために、周囲に説明したり説得したりする力・どのような仕掛けを用意すれば、参加者がワクワク、ドキドキするのかを想像する力・参考資料を集める情報収集力・皆が休憩時間を過ごしている間にも、準備に時間を投下できる体力・気力・企画運営する仲間同士で高めあうチーム力 (続きます)
お知らせ
2023/7/1(土)
(7月1日)幸せを感じる時(2)
いっち、にい、さん、し😄 ごー、ろく、しっち、はっち😆蹴伸び、しっかり見ててよ🏊‍♀️思い出🌈ダスキンさんのおそうじ指導🧹はい、いっしょに😀歯磨きの仕方をチェックするよ⚡大切💝意識してね💕これから観察記録を書くよ🍀 (続きです)  (2)の「家族や友達、先生に優しくしてもらっている」子どもが、その次に幸せを感じられることは  「自分が他人の役に立っていると感じるとき」 だと思います。家の手伝いをしたり、落とし物を持ち主に届けたり、自分の頑張りが他人に勇気を与えたり・・・。この「他人の役に立つ」行動は、世の中すべての仕事における共通点ではないでしょうか。大人も他人の役に立っていると実感があるからこそ、頑張れるはずです。  ですから、子どもに対して「ありがとう」とか「いるだけでうれしいよ」と言ってあげると最高の幸せを感じると思います。  「他人の役に立っている」という実感のある子どもは、自分の存在価値を感じて、それを向上させようと自己実現の努力が始まっていくのではないでしょうか。 子どもをコントロールしようと思えば、無理が出ますが、子どもに幸せを感じさせると自発的に頑張りだすようになります。  じつは私が、そのことを学習小の子たちに教えてもらっているなあと最近感じています。 「ああしよう」「こうしよう」も学校ではありがちなことですが、その前に子どもの日々の幸福感を大切にしていきたいなと思います。今回も読んでくださりありがとうございました。
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2023/7/1(土)
(7月1日)幸せを感じる時(1)
魚の赤ちゃん🐟 仮屋漁協さん今年もお世話になります😀大きく育ってね🐳おそるおそる😳だいぶん慣れてきたよ🐬注目💡カレイですか❓それともヒラメ🐠さいた🌼体験⭐気づき🙋ふしぎなたまご🐣 今回は2年前、旧あんしんネットで書いた記事の再配信です。  ある朝、登校中に突然雨が降り出しました。4年生の2人組の男の子のことです。一人が傘を持っていなかったので、相手の子が入れてあげました。私の姿を見ると、二人は気まずそうにしました。 多分校長先生に「引っ付いてはだめ(感染症対策)」と言われると思ったのでしょう。その場面では言うつもりはなかったのですが、相手を思う気持ちと日頃から言われていることを守ろうとする姿に心があたたまりました。  話は変わります。 子どもが幸せを感じるときは、いつだろうと考えてみました。いろいろあると思いますが、3つ例を挙げました。(1)ご飯を食べるとき(2) 家族や友達、先生に優しくしてもらったとき(3) 努力したことが報われたとき  下に行くほど難易度が高そうです。しかし、実現しなければ幸せから遠ざかるのは、上のほうです。大人は(3)に注目して「頑張りなさい」と、プレッシャーを与えてしまうことが多いと思います。 できなければ、「そんなこともできないの」と、子どもに余計な言葉を浴びせてしまいます。私がその最たる大人でした。  今考えると、(1)が実現してこそ、(2)があり、その土台の上に(3)の努力ができるのだと思います。注目すべきは(1)と(2)だったのです。(3)は焦る必要がなく、まず(1)と(2)だけで子どもは十分幸せです。  けれども子どもが成長していくためには、(3)も期待してしまいます。私なりに(2)と(3)の間を考えてみました。 (続きます)
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2023/6/17(土)
(6月17日)後回しにしない方法(3)
【藍の種プロジェクト】学習小3代目の苗🍀結構深く掘るんやね🌏ドリブルシュートいくよ🏀♬ロンドン橋落ちた、落ちた♪😆🐳クランクで動くよ🚗先生強いね👧ホームランいくでー⚽(続きです) 少しだけ取りかかる。 私のよくある体験を紹介します。 これは気が進まないなあという仕事がある時、目を背けて他の仕事をしてしまう。それが済めば再び気が進まない仕事に向き合うのですが、また別の仕事をして後回しになっていく。 ついに期限が迫ってきて仕方なく始めることになります。しかし、始めてしまえば意外とその仕事がスムーズに進んで行った。  締切効果という心理法則があります。後がない状態で思わぬ集中力を発揮する心理状態です。それ以上に、「案ずるより産むがやすし」という格言が、私はあてはまります。仕事をする前にはもやもやするけれども、始めてみたら心配するほどではなかったと。  そこで、私は気の進まない仕事はとりあえず始めてみるようにしました。全部しなくていいので、10分したら終わろうというくらい余裕を持って。 そうすると、10分のつもりが休憩をはさんで1時間以上取り組むことも度々出てきたのです。  子どもの宿題では、ドリルとノート(プリント)を開け、第1問を始める。 この最初のハードルさえ超えれば、大きな確率で宿題が完了すると思うのです。野球の素振りでも、バットを持ち庭に出て1回だけ振る。そうすれば・・・  これらの小さな1歩の取組は、いたるところで力を発揮します。「集中が続かなくなってやめてしまっても、再開するときに少しだけ行う」を心がけると、自分の行動習慣が身につくのではないでしょうか。 まとめ ダラダラ過ごすのは、誰もが持っている弱さです。しかし「後回しにしない方法」を心がけて行動できれば、弱い自分に打ち勝てると思いますし、少しずつ自信が湧いてくるのではないでしょうか。  後回しにせず、早めに仕上げることで、自分もすっきり、相手もすっきりの心の余裕状態を作れます。そして心の他にも時間の余裕が生まれ、自分が本来望んでいる取組ができると思います。 子どもたちにも後回しにせず、すぐに行動して責任を果たしたり、自分が本当に行いたいことに注力出来たりする力をつけてほしいと願っています。  つい後回しにしてしまうことが多い方は、よろしければ試してみてください。今回も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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2023/6/17(土)
(6月17日)後回しにしない方法(2)
🎶PASONA音楽島さんの素晴らしい演奏💝のりのり😄弾いてみたくなった😆完了🙆1周にチャレンジ🏋🏻‍♀️道行く人の癒し🌼🌺心臓マッサージを勉強したよ💖真剣✨(続きです) 言われたら、今すぐ行う。 他人に用事や仕事を頼まれたとき、すぐに取りかかります。これは、「あなたのことを大切に思っています」という強いメッセージを送ることになると私は思います。  自分にとっては、後で取りかかるほうが都合の良い場合も多いのですが、依頼されたことの優先順位を上げると、良い人間関係を構築できるでしょう。また相手から信用されたならば、良いチャンスや情報をもらえるかもしれません。  こんな話があります。 ある大手の会社が仕事を依頼するために、数社に対して企画書を1週間後までに提出するよう求めました。最も良い企画書を提出した会社に仕事を依頼するとのことです。 数社のうちA社は、なんとその日のうちに企画書を提出したそうです。仕事をもらうためにはいい加減な企画書では通りませんので、それなりの内容だったでしょう。それでも時間をかければさらに良いものが出来上がるはずです。  さて1週間後、各社からの企画書がそろいましたが、大手の会社内ではもうすでにA社の企画を採用することが決まっていたそうです。 すなわち、大手会社はA社の本気を買い、A社に仕事を任せて大丈夫と判断(信用)したのです。 何でも早ければいいということではありませんが、スピードは信用を得るために大きな武器であることに違いはありません。  日常生活においても、「言われたらすぐ行動する」ことは心がけてもいいのではないでしょうか。依頼する方向は、大人から大人へ、子どもから子どもへ、大人から子どもへ、子どもから大人へとパターンが違います。 いずれにせよすぐに取りかかることで、「あなたを大切に思っています」というメッセージは確実に送れています。  言われたことをすぐ行動に移せない時、その場でメモを取って忘れないようにする姿勢を示せば、相手に安心感を与えることができます。さらに課題を完了するために必要な時間を伝えると、相手は喜ぶことでしょう。  子どもに対しては「すぐにしなさい」と言ってできれば問題ありませんが、なかなかうまくいきません。 すぐ行動することの良さ(=気持ちのよさや信頼関係)を子どもが理解して、自らの意思が働くように導くしかないのかなと思います。大人が範を示すことも大事じゃないでしょうか。 (続きます)
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2023/6/17(土)
(6月17日)後回しにしない方法(1)
発掘🚩【学校探検】打ち合わせ中⛪1年生を案内するよ🐠ようこそ🤵🏻もうすぐ咲くよ🌻まだよ⏳左右確認OK🚥🚶🏻‍♂️おいそがしい所ありがとうございました👨🏻‍✈️  宿題をしなければならない、計画書を作成しなければならない、トイレ掃除をしなければならない、ミスを犯してしまったら修正しなくてはならない。 このような課題において私たちはついつい後回しにしがちではないでしょうか。そして期限が迫ってきてから焦ってしまったり、状況を悪化させてしまったりすることが多いかもしれません。夏休みの宿題は子どもたちにとって最たる例になると思います。  課題を後回しにする原因はいろいろあると思います。面倒くさい。今、別のことに取り組んでいる。やり方が分からない。などなど・・・・ しかし、学校の宿題でも仕事においても 早めに済ませてしまうことができれば、すっきりとした良い気持ちになれます。「しなくてはならない」という呪縛から解放されるとどんなに楽なことでしょうか。  さらに課題を提供した相手からも喜ばれます。しなければならないことを早めに仕上げる人は信用されます。逆に頼まれたことを返せないでいると、相手にストレスを与えてしまいます。  ではどのようにすれば、後回しにせず、早く行動することができるのでしょうか? 次の3つを考えてみました。 ①「まね」できるものは、「まね」から始める。②言われたら、今すぐ行う。③少しだけ取りかかる。 「まね」できるものは、「まね」から始める。 与えられた課題に対して、やり方が分からずに途方に暮れてしまい、時間だけが過ぎていく。そのような経験は誰もがあることでしょう。 私の場合、保護者の方への通知文を作成していますが、「まね」することが中心です。毎年決まった時期に出す通知は、前年の分を編集します。かつてはなかった要件を通知する必要があれば、日本のどこかで同じ内容の通知を出している学校がないか、検索して参考にしています。「まね」をしているうちに、より伝わりやすい通知を自ら考えられるようになるのだと思います。  子どもの学習も、なぞり書きから始めたり、先生の声に続いて同じ言葉を発したりと、「まね」をすることで基本を身に着けています。まずは「まねぶ」(学ぶの古語読みで真似ると同義)、そして「まなぶ」。基礎が確立すれば「自ら学ぶ」と階段を上がっていくのです。 (続きます)
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