2023/11/8 16:42
卒業済6年(H30入学) 学校だより
6年生 ようこそ先輩

今回の「ようこそ先輩」は、県立淡路医療センターの医師、宇城沙恵先生にお越しいただきました。16年前の大野小学校卒業式の写真には、前回お話をしてくれたDearコロンの濱田さんも写っていて、みんなびっくり。「とっても仲良しのお友達でした」って。

内科医としてのお仕事の概要、自らの手で命を救うことができるやりがい、そして命の責任を負うため勉強と訓練の毎日であること、プレッシャーと長時間労働に耐えうる気力と体力が必要なことも話してくださいました。

最も「印象深かった」という感想が多かったのは、先生が医師としての在り方を考えたエピソード。「末期患者本人の希望と家族の思いとのジレンマの中で主治医として方針を決断した」という話に「人の命に携わる難しさを感じた」という感想を述べた人が大勢いました。「医師の仕事は治療だけではなく、患者や家族が望む生き方をサポートすること」という言葉がみんなの胸に残ったようです。

そのために必要なことは「聞く力」と「コミュニケーション能力」だと。「医学部で教えてもらうことではありません、子どもの時から培っていかねばならないものです。どんな仕事にも大切なこと。大野小学校は個性豊かな人の集まりだから鍛えるには絶好の環境です。いろんな人との出会いを大事にしてください。」と、本校の先輩ならではのアドバイス。深いメッセージの詰まったお話にあっという間に時間が過ぎ、最後は代表がお礼を述べました。

後輩の学習ために、こうして卒業生の方々が快く協力してくれるのは大野小学校ならではです。在校生のみんなも、いつかこうして後輩の学習のために来てくれますように。