きのうは先輩のお話を聞きましたが、今日は本校3年生の担任、青木先生を6年生の教室に招いてお話をしていただきました。
実は、この青木先生、漫画家でもあります。淡路人形浄瑠璃の人間国宝だった鶴澤友路(つるさわともじ)さんの生涯を描いた作画を手掛け、コミックになっています。→【コミックを読む】
青木先生が子どものころからしたかった仕事は、サッカー選手、警察官、医者、学校の教員などたくさんで、好きなことを仕事に生かしたいと考えていたそうです。算数、数学が好きで教師になりましたが、絵を描くのも好きでマンガ家にもなりたかったとのこと。南あわじ市から依頼でこのコミックの制作に携わった経験談を交えて、子どもの頃の学びが仕事にどう役に立ってきたのかを話してくださいました。
「学校での学びがそのまま漫画を描くことに生かされるわけではないが、気づけば役に立っていることがたくさんあり、それらをいろいろ組み合わせて使っています。」
「言われたことをするだけでは、自分で考え、伝える力は育たない。君たちが自分で課題を決めて取り組んでいる自学は、その力を培っていると思う。」
「好きなことを仕事にするには、『好き』だけでは不十分。相手の要求に応えることが必要で、これが難しいし、面白い。」
とのお話。「勉強だけでなく生活体験をしてこそ、学びにつながるんだなぁ」と聴講後の感想を書いている人がいました。自分の特技や好きなことをぜひ続けてみてください。将来の選択肢や可能性が広がることでしょう。