ギラギラからは少し和らいだ感のある朝陽を浴びつつ運動場で児童朝会がありました。本日の担当教員から『〇〇の秋』(〇の時数制限はなし)とのフリップボードが掲げられました。
子どもたちは、〝食欲〟、〝スポーツ〟、そして〝読書〟とのお話に頭を大きくタテ揺らし。特に最後の〝読書〟にはより大きく揺らしているように見えました。夏の「イチジオシ」を読んでいると、おやっ・・・?と感じることがあります。それは、文章の〝つながり〟のことです。〝つなげる〟ことが難しい?、そしてあきらめて、箇条書きとなっている子どもも見られました。
一つ一つの感じたことばを使いたいという気持ちはヒシヒシと伝わってくるのですが、そのことばと次に出てくることばを〝つなげる〟、<助詞・副詞・接続詞>などを、使いこなせていないと感じることが多くあります。
簡単なことなのですが、文字を追いかける読書であるとか、日常の会話を単語で終わらせないとかの習慣化が大切だと感じています。あきらめずにチャレンジしてほしいものです。
「に」なのか「へ」なのか、「の」なのか「が」なのか、例えば「わたしが〇〇した」と「わたしは〇〇した」などのニュアンスの違いは『場数』を踏まないと・・・、そして、タイトルの「初志高く 学び深める 秋の日に」、ただ文字を追うのではなく、文章としての意味を〝読み取る〟ことの繰り返しが必要です。前後の文章を読んで、不明なところは何度も読み返す習慣を身に着けてもらいたい、と思います。
つい2週間ほど前まで、今年生まれたツバメたちが、電線に整列して飛ぶ練習をしていたのですが、8月の終わりとともに「何処へか」旅立っていきました。遠い東南アジアの国々まで、あの小さな身体で健気に、そしてまさに懸命な旅立ちに想いを寄せながら、かすかに秋を感じるこの頃です。