2022/9/21 11:34
行事風景
220923 第37回玄海旗中学生柔道大会

第37回玄海旗中学生柔道大会

 先日の小中スポーツフェスティバルでは、平日開催にもかかわらず多くの保護者様等にご観覧いただきありがとうございます。あんしんネット記事にあった女子生徒の感想にも見られるように、いろいろな『想い』が詰まったフェスティバルでした。児童生徒が「楽しもう」という目標に向かって世代、年齢を超えたチームとして頑張りました。保護者様の応援にもずいぶん励まされたと思います。今後も沼島小中学校の教育活動にご理解、ご協力をよろしくお願いします。

心を合わせて、みんなでジャンプ

 さて、フェスティバルでは、台風の影響で東京は出発できたものの明石大橋が止まり、神戸サウナで仮眠を取り、朝帰りで着替えを済ませ、動き始めた船に揺られ沼島中学校までたどり着きました。その強行軍でもあの元気さ!!若さというか、日頃の鍛錬の成果というか、さすがです。その柔道部員は、明日から福岡に向かいます。今回は、推薦チームによる大会となる9月23日(金・祝)福岡県宗像市で開催される「第37回玄海旗中学生柔道大会」(学校法人東海大学、福岡県柔道協会主催)の出場チームとして招待されました。本大会は、国際交流も兼ねた大会となります。参加するポーランド選手団は役員・選手合わせて17人で構成され、その中にはロシアのウクライナ侵攻によりポーランドへ避難した中学生選手3人が含まれています。

『絆』くまちゃん 再登場

 東海大学では柔道を通して交流を続けており、2019年度には海外柔道研修団として本学の付属高校の生徒10人をポーランドで開催された「ワルシャワオープン国際柔道大会」に出場した他、アウシュヴィッツ強制収容所の見学などを行いました。その縁もあり、今回3人の避難民を含むポーランド選手団が結成され、来日の運びとなりました。

 近畿大会、全国大会では柔道を通して全国の「仲間」と繋がる彼らを見ることができました。その笑顔の交流は、柔道以上に今後の彼らの財産になっていくと思います。そして、今回は、ポーランド、ウクライナと東欧の中学生とも「縁」を持つことができます。柔道にも「縁」結びにも全力で取り組んでください。そして、今後、沼島で地域も含めた柔道交流イベントなんて持てたら面白いですね。あっ、その時は、和太鼓も披露できそうです。世界に羽ばたけ、沼中生!

ウクライナは柔道強国の一つです。東京オリンピックでは女子48キロ級でビロディド(右から2人目)選手が銅メダルを獲得しました。今、彼女はスペインへ避難しているそうです。その避難に尽力したのも柔道の「縁」『絆』です。「私への救いの手を差し伸べてくれたすべての人びとに感謝します。私はビッグな柔道ファミリーのひとりでいられて幸せです」と語っています。
※今回、ウクライナから参加する選手に直接、関係はありません。