講評並びに閉会の言葉 221115
※写真入り続報まで少々お待ち下さい。閉会式で述べたかった講評のみです
本当に素晴らしい沼島小中学校の深い文化そして力を感じさせてもらった秋の半日でした。
本来ならば一つ一つの演目に感想を述べたいところですが、最後のあいさつでもいったように、一つ一つに語れば30分コースです。せっかくいいものを聞かせてもらって「心豊か」になっている気持ちを台無しにもしかねませんので・・・紙面にて講評とします
○沼島音頭 丹波與作
生徒たちは短期間の限られた練習の中、よくがんばり見栄え、見応えのある音頭を披露してくれました。唄、太鼓そして勇ましいかけ声、優雅な踊り・・・良かったです。音頭については、1学期末から地域から指導者として磯﨑様、朝山様、神邊様、中本様、藤田様らに熱心に指導していただき、そして、今日、泊地区から法被を貸していただき発表することができました。中学生にとって沼島の伝統文化を知る貴重な経験をさせていただいたことに加えて地域の方々と音頭を通して交流が持てたことが大きな学びとなりました。ありがとうございます。今後ともよろしくご指導よろしくお願いします。
◇1年2年 さるかに合戦2022
中学生の保護者から思わず「かわいい」と声が漏れていました。中学生もかわいくないことはないのですが・・・大きい中学生のお兄ちゃん達にもこんな時があったのですね。大きな声で長いセリフもばっちりと覚え、コミカルな演技も楽しめました。歌も元気いっぱいで上手でしたよ
◇3年4年 9歳、10歳になりました
「大人になったら」では、『子ども達には、そう見えている』・・・大人として反省です。ペッパーくんも登場しました。今日のペッパーくんのプログラムも組んだそうですね。プログラミング教育、万歳!! 体育も元気で良かったですね。柔道部のお兄ちゃん達はマット運動なら達人ですよ。逆立ちで歩き回れますよ~(多分)「生まれたからの」メッセージには今までのことが走馬燈のごとく頭を駆け巡り涙ぐむ保護者の方々も多かったと思います。私も人の親。ウルッときました。
◇5年6年 沼島小学校の博士ちゃん
「博士ちゃん」は私も好きでよく見ています。『沼島小卒業生60人に聞きました』(クイズ番組『クイズ100人に聞きました』なんて知りませんよねぇ。誰のアイデア?ネーミング?)授業中の風景の再現フィルム、個人的に大好きです。「先生も大変でしょ・・・」。ぜひ続編「『沼島中学校』の博士ちゃん」も作ってほしいものです。沼島行進曲の演奏もあり、さすが上級生。レベルの高い発表でした。それにしても、5,6年生になると急に落ち着くのですね・・・
○箏曲 さくら・21
さすがに今まで沼島中で練習を積み重ねてきた3年女子3名の演奏は素晴らしかったです。スポーツフェスティバルの太鼓もそうですが、本当に多芸です。でもその裏には彼女たちの積み重ねた努力があるのでしょう。今までたった3人であれもこれも役割があり「自分たちがやらないと」と挑戦し努力を重ねてきた成果だと思います。沼島小の時から沼島中とずっと学校を続けて支えてくれた彼女たち『ありがと』。そして、ご苦労様でした。また、箏については本当に初心者の男子も、ひと弾きひと弾きを丁寧に奏でる姿は、微笑ましくも感心しました。それぞれによくがんばって演奏につなげることができました。これまた、素晴らしかったと思います。
○ワクワクドキドキ1年生
○Sラボ 2年生の研究
○沼島ヒストリー
中学生の発表は、タブレットを上手く活用して、それぞれの学年でパワーポイント、動画、調べ学習、クイズ、寸劇そして圧巻のダンスありとそれぞれがパフォーマンスの高さを見せ、楽しませてくれました。工夫、細工した発表でどの学年も面白くお笑い有り、興味深く見させてもらいました。調べ学習では沼島の歴史については、神宮寺で中川宜昭先生にご講話いただきました。ありがとうございます。その時の生徒たちは本当に興味を持って目を輝かせて聞いていた姿が印象に残っています。そして、中川先生の笑顔。私も教員としていつまでも先生のようにありたいと思います。
◇沼島太鼓
「国生み」「沼島水軍」「沼島太鼓」と披露してくれました。生徒たちも身を乗り出して聞き入っていました。『血湧き肉躍る』とはこのことでしょうか。子ども達の後ろに岩砕く荒波が見えてきそうな演奏でした。演舞もすばらしい、かっこいい!! それと小1年2年の子が一生懸命やっている姿、あの小さくも勇ましい姿に感動しました。さるかに合戦を演じていた彼ら彼女らですよ。後ろから、かっこいい先輩の姿を見て「自分もかっこいい先輩のように演じたい」と思うのでしょうね。良き伝統はこうして受け継がれていくのですね。
○混声合唱 マイバラード 時の旅人
時期柄、マスクをしての合唱となりました。練習で距離を取って無観客でやっていたときは、楽しそうに歌う表情も見えましたが仕方ありません・・・声の大きさでいえば、マスクなし練習の方が出ていたのかもしれませんが、メッセージ性、心に響くのは本番の歌声でした。怒られながらも今まで練習してきた姿、合唱までの演目で輝いた姿を思い出しながら、聞かせてもらいました。歌詞も追っかけていたのですが終わりが近づくにつれ「もう終わってしまう・・・」と
☆Nuboko 沼人への贈り物
沼島中学校卒業生作詞「夢を抱き はばたく時 自分を信じて強く生きていこう 離れていても切れない絆 この空の下つながっているから」とあります。4か月後には、中3生は島外へ、そして、全国へ巣立っていきます。小6の子も3年と4か月、小1の子でも8年と4か月後は島を離れます。でも、離れていても、沼島で学んだことを大切にして、今日のテーマ「新時代 最高の仲間と最幸の時間を」ともに過ごした小1から中3まで、そして、保護者の方々、いつも温かく声をかけてくれる沼島の方々とこの沼島を礎としてつながっていくことだと思います。
最後に、自治会長平井様、馬部南あわじ副市長を始め来賓の方々、そして、保護者、地域の方々、お忙しい中、学習発表会を観覧いただきありがとうございます。今後とも小学校は小学校の、中学校は中学校の良さも大切にしながら、今回のような小中連携を深め沼島小中一貫校の教育を進めていく。ご理解とご協力をおねがいします。
以上を持って、令和4年度沼島小中学校学習発表会の閉会とします。
以上、紙面にて講評とさせていただきます(ねっ、これだけ話ししたらダラダラとした30分コースになるでしょ・・・) 沼島中学校 坂東 聡