2023/2/1 15:54
行事風景
230201 読み合い活動

230201 読み合い活動(○○先生なら『読み愛活動』なんていいそうです)

 今日は、鳴門教育大学より絵本専門士の森慶子先生を迎え、5校時に絵本の読み聞かせの授業を行っていただきました。本校では毎週金曜日の朝の時間に小中学校の先生が順に読み手を交代しながら各教室で絵本の読み聞かせを行っています。児童生徒集会では、中学生が小学生に、小学生が中学生に読み聞かせをするなど絵本の読み聞かせも見慣れた光景となってきました。本日、先生に絵本を読んでいただいた絵本は、考えさせられる内容のもの、上下逆転してストーリーが進んでいく絵本と先生のお話にみんな引き込まれて聞いていました。その後は、「読み合い活動」です。ペアになり、それぞれの本を相手に読み聞かせます。さすが表現力の豊かな沼島中生。どのペアも、場面に合わせて、声を大きくしたり、抑揚をつけたり、間をとったり、表情も豊かにと楽しみながら活動できました。

 さて、ここからは余談です。私自身はじめは「中学生に読み聞かせ?」とも思っていました。中学生の頃は既に読書好きだった私としては、もし、自分か中学生だったとしたら『自分の好きな本を読ませてよ』と思うだろうなと思っていました。そこで、中学校における読み聞かせの実践等を調べる中で、森慶子先生で検索したところwebページ「絵本専門士による絵本まるごと研究会」がヒットしました。そこでは「絵本の読み聞かせ効果を脳機能研究でアプローチ」されていました。森先生は、絵本専門士だけではなく、徳島大学医学部にも所属され、旦那様は脳機能を専門で研究されています。そのwebページの一文を紹介します。

【前略・・・以前は、ただ何となく、絵本の読み聞かせを聞くと落ち着くとか、リラックスするとかの感覚的なものでしか表現できなかったものが、脳機能判定により科学的に効果を明らかに(※)することができました】

※自分の成長による考え方の変化に気づき、成長した自分を客観視することにより、実際の自分の行動の変革、将来への展望などの意欲の高まりが生じる。

※幼少期に気づかなかった部分に気づき、考えが深まるとともに多角的な視点が生じる

※ストレスの軽減等中学生の心のケアに効果的である。不登校の予防にも効果が期待される。