薬物乱用防止教室を開催
6月30日(金)6校時。沼島中学校の生徒を対象に、薬物乱用防止教室が開催されました。最近、県内在住の高校生を含む少年等6名が、大麻、コカインの密売等により逮捕される事案が発生したことに、強い衝撃を受けたことを思い出します。
県内における大麻事犯において、平成25年以降増加傾向にあり、令和4年には検挙数で初めて覚せい剤事犯を超える結果となっています。内訳は、初犯者が88.2%、20歳以下の若年層が74.3%だそうです。
例えば、インターネット上には「たばこよりも安全である」「身体に害がない」「依存性がない」等の誤った情報や「合法化されている国がある」等の偏った情報で規制緩和を助長するような記事が氾濫しています。SNSの普及により今の若い年代層の人たちは大麻に関してのハードルが低くなっているのは確かです。大麻の乱用は、学力の低下や幻覚等の症状を引き起こすなど、若い年代への影響は大きいことが知られており、そして何よりも大麻は強い依存性があります。
生徒たちには本日の薬物乱用防止教室で正しい知識を身に着け、薬物を乱用する場面に関わらないという強い意志を身につけさせたいと考えております。本日の講習を機として、ご家庭でもぜひ薬物乱用防止についてお子様と話をしてください。
講習後の生徒の感想
私は、小学生の時から薬物乱用防止のプリントなどをもらったり、話を聞いたり、親から「絶対にしちゃダメ」と言われたりしていたので、薬物(大麻)などに関わることはないと思っていました。でも、今日の話を聞いて、私たちの生活の身近なところで大麻などの薬物を乱用している人がいるなんて、どれだけ危険か改めて知ることができました。これからは、誰に誘われても、しっかり断れるようにしたいです。情報が本当に正しいかどうか、すぐに信じないようにしいていこうと思いました。