2023/11/2 18:30
行事風景
231102県南海トラフ地震津波一斉避難訓練

地震津波一斉避難訓練

11月2日(木)午前10時。地震や津波を想定した避難訓練を実施しました。昨日の朝、偶然にも和歌山を震源とする震度3の地震がありました。登校中のバスの中にいた生徒たちは揺れを感じなかったようですが、中学校に勤務していた職員はド~ンという地響きのあとすぐに揺れを感じました。昨日の地震の揺れを体験した教師は、いつも以上に緊張感をもって避難訓練に参加しました。

今日の避難訓練は地震による揺れが2分間続く想定で実施しました。2分間、生徒たちは机の下に身を隠し耐え続けました。「しんどかったわ」と生徒たちは言っていましたが、2011年3月11日東日本大震災があった福島県いわき市では、震度6を観測し、震度4以上が190秒続いたそうで、その中の震度5強に相当する揺れの部分が40秒、震度5弱以上が70秒です。おそらく南海トラフ地震は福島県以上の強い揺れと長時間の揺れが予想されます。その揺れ方やその時間がどのようなものか想像がつきません。学校で避難訓練等で自分の命の守り方を指導しますが、ご家庭でも機会を捉え有事の際に自分の命をどう守るか話し合ってください。

1次避難所に向かう生徒たち。1次避難所は海抜25mの高さにあります。

※県の津波浸水シミュレーション 津波到達時間43分後 最高津波高4.4m

※決してシミュレーションの数値をいいように解釈しないように!想定外のことが起こります!

安政南海地震による津波に際しての出来事をもとにした物語稲むらの火」について坂東校長より講話がありました。講話では地震後の早期避難の重要性であったり、浜口梧陵がとった人命救助のためにとった行動やそしてその思いを語ってくれました。また、シェイクアウト訓練についてもお話をしてくれました。生徒たちがこれらの話を自分の身に起こるかもしれないということを自覚し、生活に活かして欲しいと願っています。

5月2日、小中合同で春の遠足を行いました。その際、ウォークラリーで避難道の確認をしています。また、年が明けた1月には各地区からの避難道の確認をします。また、沼島における登下校の際、有事に備え職員が生徒たちと一緒に登下校しています。

ここが第1次避難所となるヘリポートです。海抜25メートルの高さにあります。遠くには、建設中の津波対策の水門がそびえ立っています。

2次避難所に向かう歩道です。地域の方が、避難道の周りの草を綺麗に刈ってくれてあります。

2次避難所です。海抜55mの高さにあります。1月は各地区の避難道を確認しながら、ここに集まってくることになります。

今回は避難訓練の様子や本校の取り組みを紹介しました。