期末テストを無事?終えて6校時は南あわじ警察署から3名の講師を迎えて「薬物乱用防止教室」を実施しました。「わかっちゃいるけどやめられない」という状況になり、輝く将来を、人生を、そして命までも奪ってしまう薬物の怖さを十分学ぶことができたのでないでしょうか。ネット社会になり、昔なら薬物乱用しようという人もにも「したいけどできない」という状況でしたがネット社会になり「やろうと思えばできる」となってきています。どんどんその誘惑、罠は身近なものになっています「できるからやる」ではなく「できるけどやらない」という誘惑に打ち克つ心の強さが必要です。その強さの裏付け、武器となるのが今日のような「知識」です。そして、それを止める「仲間」です。学んだことをしっかり自分のものとしましょうね。
会の最後に奈木先生から「シーシャ」の話がありました。職員室では誰も知りませんでしたが、若者は知っていました。やはり、大人の方が取り残されています・・・「シーシャ」については違法であろうがなかろうが下記の理由で沼島中学校では指導していきます。
◎ポケットシーシャとは「VAPE(ベイプ)」とも呼ばれ、一見紙巻きタバコのように吸えるシーシャのこと。
ポケットシーシャの未成年への販売は自粛されている
日本における満20歳以下の喫煙を禁止する法律では、ニコチンやタールを含んだタバコ製品の喫煙を禁止しています。そのためニコチンやタールを含まないポケットシーシャであれば、法律的には未成年が喫煙しても問題ありません。法律的にはOKとは言え、販売店が購入させてくれるかどうかは別問題。
ノンニコチンのポケットシーシャをきっかけに喫煙に至ることもあるため、ほとんどのお店では未成年は購入不可です。
基本的には販売店側が自粛している傾向であるため、未成年がポケットシーシャを購入することは推奨されていません。
理由①:ノンニコチン・ノンタールでも健康に影響がないと言い切れない
未成年がノンニコチン、ノンタールのポケットシーシャを購入することは法律的には大丈夫でも、販売店側が自粛しているのには理由があります。まずニコチンやタール以外にも有害物質は含まれている可能性があり、健康面にも精神面にも全く影響がないとは言い切れません。シーシャの健康被害は未だに解明されていないことも多く、単純に紙巻きタバコとの比較では一概に安全とはいえないのが実情です。
理由②:ポケットシーシャの利用が喫煙につながる可能性
ポケットシーシャの美味しい煙に慣れると、どうしても他のフレーバーだけでなくタバコへの興味を持ってしまうもの。そのため、ポケットシーシャを利用するだけのつもりが、喫煙につながってしまう可能性もあります。ノンニコチン、ノンタールのポケットシーシャがあるとは言え、ニコチンやタールを含有するシーシャやタバコに手を出す方が圧倒的に選択肢が増えます。20歳以下はタバコの喫煙を禁止にしているのなら、ノンニコチン、ノンタールであってもシーシャを喫煙させないほうが賢明なのです。
理由③:客観的にタバコを吸っているように見える
いくらノンニコチン、ノンタールのポケットシーシャであっても、吸っている姿はタバコとほぼ同じです。そのため、第三者から見たら、そのポケットシーシャにニコチンやタールが入っているかどうかは判別しようがありません。そうなると家族や友達、周囲の人々に誤解を与えてしまうと同時に、補導などの対象になる可能性もあります。もちろん補導されたとしてもすぐ放免になる可能性はありますが、シーシャはリラックスするために吸う嗜好品なので人に迷惑をかけてしまっては本末転倒です。
昔のお子ちゃまは、こんなチョコレートで「大人」の真似をしていました・・・恥ずかしいですねぇ。でもポケットシーシャを人前で見せたい「おこちゃま」は今もいます(沼島中生はそうではない・・・はずです)