兵庫県柔道グランプリ2025 中学校柔道選手権
「おはようございます」昨日の柔道グランプリで日ごろの鍛錬を驚愕の結果に結びつけた選手、そしてそれを支え応援した仲間たちはいつものように、平然と登校してきました・・・まだまだ通過点ですもんね(私は奈木先生から結果をいただいたとき、失礼ですがほんとに「驚愕」しました。ウルフ選手が来た時に40年ぶりに黒帯を巻いたとはいえ一応有段者。今回の結果を衝撃的にうけとめました)
中学生柔道は体重の階級が50kg・55kg・60Kg・66kg・73kg・81kg・90kg・90kg超とあります。この大会は兵庫県で活躍している中1生、中2生66kg級以上の各階級から推薦されて体重の階級なく昔で言う無差別級で争う2025年度の中学生最強を決める大会です。決勝で東くん(66kg級)が戦った伊丹柔道クラブの大野選手は90kg超級です。なんと4階級上の選手と決勝を戦い後一歩のところまで追い詰めました。そして、松田くん(81kg級)は、これも90kg超級の小野中No1鈴木選手、しかもこのトーナメントの第1シードを撃破しました。
「柔よく剛を制す」。古い話ですが平成の三四郎と言われた古賀俊彦氏(故人)が1990年に無差別級の全日本選手権に挑戦したことを思い出しました。71kg級が主戦場だった古賀選手は、無謀な挑戦と言われながらも巨漢の選手を次々と倒し決勝のまで進みました。決勝の相手として100kg超級、無差別級の世界選手権2冠の小川直也選手に挑みました。当日は、76kg古賀選手に対して130kgの小川選手の戦いに日本中がわきました。結果としては、残念ながら古賀選手は決勝では敗れてしまいます。記事には『畳の上に大の字になった古賀の目に涙があふれた。「武道館の天井は初めて見た」』と言っています。(三年生が修学旅行で行った日本武道館、その天井はそのようなドラマをみつめていたのですね)。
団体戦では、苦い結果が続いている沼島中第4期柔道部。心をさらに磨き調整し、仲間と高めあう力をさらに伸ばして団体で沼島中学校柔道部初の福岡全中出場を目指してくださいね。
前日に、今、すでに世界を舞台に戦っている沼島中の先輩、安達龍一選手からサイン入りのビーチバーレー用のボールをいただきました。体育館においてあるので、ぜひ活用してくださいね(バレーボールは「絶対に蹴るな!!」と教えられてきましたが、今のルールでは「足」でのレシーブもありですよね・・・でも、バレーボールは決して蹴るものではありませんよ)
今回のグランプリ前日に、今、世界を相手に戦っている安達選手のお話が聞けたこともすごくよかったと思います。安達選手の「自分に克つ強い意志」「高い自己調整力」「あきらめない心」・・・世界レベルの一流アスリートの生の言葉、メッセージを聞き、いただいた力も今回の柔道グランプリの結果につながったと思います。ぜひ、お母さまを通じて「龍一さんの言葉、お話に力をいただきました」と伝えてもらいましょう。