2023/1/13 10:17
お知らせ
1.17をわすれない

◆「ガラガラガラという大きな音で目が覚めたら、そこに(かわら屋根がなくなって)星空が見えていました」(当時の本校6年生)…阪神・淡路大震災が発生したのは、今から28年前、1995年1月17日(三連休明けの早朝)のことでした。

 

◆「志筑小学校沿革誌」には、当時の様子が細かく記録されています。(以下、抜粋)

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・地震発生時刻 1月17日午前5時46分ごろ

・マグネチュード7.2(※のちに7.3に訂正)  震度7の激震

・1月17日(月)6時45分 学校へ出勤したが緊急のベルが鳴りっぱなしで、職員室のロッカーはほとんど倒れていて足の踏み場もない

・7時40分ごろ 児童が登校を始める(出席者83名)

・校舎点検の後、校外の倒壊家屋の多さに気づき、集団下校を決定

・集団下校から帰校した教師より校区内の様子が少しずつ知らされる

・連絡のつかない家庭がかなりあった

・翌日を臨時休業日にすることを決定

・1月18日(火) 職員は体育館への救援物資の搬入を手伝う

・校区を回り、通学路の点検、検討をする

・1月19日(水)通学時の安全確保のための登校指導(3学期末まで続く)

・授業を再開したが、震災の影響で登校できない者、風邪で欠席する者がかなりあった

・弁当を持参できない児童のために救援物資のパン・飲み物を確保

・集団一斉下校を実施 (3学期末まで続く)

・給水ができないため、便所の使用については一階便所のみ。くみおきの水で流す(1月21日まで続く)

・自衛隊車両等の駐車があり運動場は使用できず(1月25日まで続く)

・1月24日(月)給食再開

・1月28日(金)一時転入生受入れ始まる 以後8名の転入生(3学期末までに全員元の学校へ転校)

・島内はじめ、全国より救援の物資、見舞いの便り、義援金が寄せられる

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最初に本校に届いた救援物資は、たくさんの手製のおにぎりでした。多くの方よりご支援をいただきながら、力を合わせて震災後の困難を乗り越えてきました。

 

◆1月17日(火)、避難訓練と防災ワークショップ「学ぼうさい」を行います。避難訓練では、より短時間で避難を完了する「垂直避難」(校舎3階への避難)を練習します。また、防災ワークショップでは、防災学習を重ねてきた5年生が中心となって避難所グッズ作りなどの体験活動を行います。

「じしんにもまけない つよいこころをもって なくなったかたがたのぶんも まいにちをたいせつにいきてゆこう」(『しあわせ運べるように』臼井 真さん)…1.17を「いのちを見つめる日」として、いつまでも忘れることなく学び続けてほしいと願うばかりです。

もうすぐ28回目の「1.17」を迎えます。

震災の約2か月後。青色の屋根が目立っています。多くの家屋が被害を受け、屋根にブルーシートをかぶせていました。
震災の約1年後。こわれた建物が撤去され、土(更地)がたくさん見えています。
震災で住まいを失った多くの人が、志筑新島に建てられた仮設住宅(写真左端)で生活しました。

※教育講演会のご案内(PTA・6年児童対象)

・日時 1月25日(水)14:00~15:00

・場所 体育館 

・内容「歌とお話の会」小西 達也 さん(車いすのシンガーソングライター)

 ・準備の都合上、参加を希望される保護者の方は参加申込書(11日配布)をご提出ください。

 ・1~5年生の児童は5校時まで授業を行い、14:00ごろに放課となります。保護者の方々が講演会にご参加いただけるよう、1年~5年の児童(学童保育を利用しない児童)については講演会終了まで教室等を開放し、自習ができるスペースを設けます。教育講演会の間、教室等でお子様を待機させる場合は、参加申込書にその旨ご記入ください。

シンガーソングライターとして長年活躍されている小西達也さんの温かい歌とお話で、大人も子どもも元気にしていただけることと思います。多数のご参加をお待ちしています。