2023/8/17 11:25
お知らせ
人権、いのち、平和

◆台風7号は自転車並みのスピードで兵庫県を南から北へ通り抜けていきました。学校には被害はありませんでしたが、このたびの長時間にわたる風雨はあちらこちらに爪あとを残し、交通機関も大きく乱れたようです。お見舞い申し上げます。台風が去った後も天候不順が続いています。引き続き十分にご注意ください。

 

◆今年も8月6日(広島平和記念式典)、8月9日(長崎平和祈念式典)、そして8月15日(全国戦没者追悼式)、と平和について考える日が続きました。式典に立った広島市の小学生は、「被爆者の思いを自分事として受け止め、自分の言葉で伝えていきます。身近にある平和をつないでいくために、一人一人が行動していきます。」と力強く語りました。終戦から78年。「戦争だけは、絶対に繰り返してはならん。」という戦争体験者の方の言葉は、ますます重みを増しています。

 今を生きる子どもたちのためにも、未来を生きる子どもたちのためにも、平和な社会を希求する歩みを止めてはなりません。その基軸は「人権」「いのち」であり、いずれもわたしたちの日常の中にあります。

「志筑国民学校」は昭和16年(1941年)の「国民学校令」により設置され、昭和22年に現行の教育制度が実施されるのに伴い廃止されました。
『沿革誌第四巻』は戦時下に執筆されたものでなく、終戦後に整理されたもののようです。戦況が厳しくなった昭和19年に「校地を開墾して農園にした」「校地に防空壕を構築した」との記載があります。
昭和20年8月、終戦。「防空設備を撤去」「国民科の教科書や掛図・参考書を回収」とあります。昭和21年12月21日の「近畿大地震」とは、「昭和南海地震」のことです。