2023/11/6 09:48
お知らせ
南海トラフ地震に備える

◆「昭和南海地震」は、昭和21年(1946年)12月21日に発生しました。当時の人が残した手記には「午前4時半大地震あり。近頃にない長く大きな揺れ。倒壊家屋多く惨憺(さんたん)たる有様なり。天神様の鳥居前の灯ろう崩れる。」と書かれています。また、『志筑小学校沿革誌』には「(校舎は)半壊状態となり、応急補強工事をして授業をした」との記録があります。

◆11月1日、南海トラフ地震による津波発生を想定した避難訓練を志筑保育園と合同で行いました。訓練にあたっては、淡路市消防団志筑分団の皆様および県立津名高校様のご協力をいただきました。

◆訓練は10:00に地震発生を知らせるベルと放送で始まりました。まず、自分の安全の確保。次に、放送の指示により運動場へ一次避難。そのあと、「大津波警報発表」の知らせを受けて、津名高校グラウンドへ二次避難を行いました。

◆地震発生から二次避難の完了までに要した時間は24分。南海トラフ地震が発生してから津波が到達するまでは約1時間かかります。正しい情報に基づいて、あわてず安全・確実に避難することが大切だということになります。

◆分団長さんは講評の中で「実際の地震のときには消防団の人はそこにいないかもしれない。きょうの訓練を生かして、落ち着いて避難してほしい。」と語られました。校長からは、「避難訓練に真剣に取り組むことは“自分のいのち・自分より小さないのち・家族のいのち”を守ることにつながる」ということをお話ししました。

◆いつどのタイミングで起こるかわからず、しかし近い将来確実に起こる南海トラフ地震。阪神・淡路大震災や東日本大震災の教訓を生かし、“守れるいのちを確実に守る”ための取組を積み重ねていきます。

校舎を離れ、運動場へ。
一次避難が完了しました。
交差点では消防団のみなさんが誘導してくださいました。
二次避難後、分団長さんから講評をうかがいました。(津名高校グラウンド)