(続きです)
「や」は野菜類です。
野菜にはビタミンやミネラル、食物繊維など健康維持のために大切な栄養素がたくさん含まれています。実は野菜を食べることによって、ストレス軽減にも役立つそうです。オーストラリア・シドニー大学の研究チームが実施した研究によると、推奨されている野菜の量を毎日食べている人は、ほとんど食べていない人に比べて、 ストレスリスクが12%低下したという結果が出ているのです。
「さ」は魚類です。
魚類には身体にとって吸収の早い動物性タンパク質が多く含まれています。タンパク質は、筋肉・骨・臓器・髪だけでなく、栄養や酵素を体中に届ける血液・リンパ液などを構成する要素になっています。また魚の油には血液中の中性脂肪の値を下げる効果があり、魚油に含まれるEPAやDHAなどの成分が病気の予防や脳・神経の発達に役立っているそうです。
「し」はしいたけなどのキノコ類です。
キノコ類は食物繊維やビタミンが多く含まれ、三大栄養素(タンパク質、脂質、炭水化物(糖質))の消化吸収やエネルギーづくりの助けとなったり、生活習慣病の予防に効果があったりするそうです。
「い」はイモ類です。
イモ類は炭水化物が多い一方で食物繊維をたくさん含み、ビタミンやミネラル、抗酸化作用のあるポリフェノールなども豊富で、栄養的に優れた食べ物だそうです。今回紹介している食べ物の中では高カロリーなイメージがあるイモ類ですが、油やバター、砂糖を多く使わないように調理方法を工夫するといいのではないでしょうか。
「体がよくなる食べ物」(=まごわやさしい)は、子どもたちの好きな食べ物の上位になかなか入ってこないと思います。自分が子どもの時もそうでした。
体を作るためには、三大栄養素(タンパク質、脂質、炭水化物(糖質))が中心ですが、油断すると、子どもたちが好みやすい食べ物(脂質・糖質が多い食べ物)に偏ってしまいます。それは残念ながら高カロリーの割には栄養価値が低いのです。
例えば私も大好きなハンバーガーセットは商品によって800~1200キロカロリーだそうです。
一方給食ならば、小学校中学年は基準値660キロカロリーで栄養バランスが整っています。(給食を好んで食べている児童は多いです)
栄養の偏った食べ物の摂取頻度を下げておくことは、体作り・健康維持のためにはとても大切です。ストレス軽減などにも役立つようです。
だからといって、大好物だけど体に良くない食べ物をダメダメとするばかりでは、食事がつまらなくなります。
体に良い食べ物は幸せにもつながるといった話をしながら、勧めてあげるといいと思います。学校でも食について子どもたちに力添えをしてまいりますので、よろしくお願いいたします。
今回も最後まで読んでくださりありがとうございました。