夏休みがあと1週間となりました。宿題がまだまだ残っており焦っている子や、仕上げて余裕の子など様々な姿を想像しています。
夏休み明けは、友達や仲間に会える楽しみや、学校生活に対する緊張や不安など、児童によってそれぞれの感情があることでしょう。いろいろな思いを踏まえつつ、始業式では子どもたちを迎えますので、よろしくお願いします。
片付けは大変
今回のテーマですが、お子さんの片付けについて悩んでいる保護者の方が多いのではないでしょうか。片付けが常にできている児童は少ないかもしれません。大人でも苦手にしている方がいらっしゃいます。
しかし、片付いている状態は精神にも良い影響を与えるということが、多くの研究で分かっています。具体的には、ストレスの軽減や集中力の向上、さらには人間関係を好転させたりお金が貯まりやすくなったり、とまで言われています。
私自身も振り返れば、部屋が散らかっている時は、前向きな気持ちになれず、だらだらと無駄な時間を過ごしていました。散らかっていると、必要な物を探すのに時間がかかります。探すことが面倒になって新たに買ってしまったりすると、お金の無駄遣いになってしまいます。
そうして物が増えれば増えるほど一つ一つの物を大切にする気持ちがなくなっていました。掃除をしようと思っても重労働に感じ、始めることができませんでした。
片付け力アップを目指す
子どもの場合、片付ける行為や気持ち・片付いている状態そのものが精神のみならず成長にも深く関わるのではないでしょうか。ただ、個人差のあることなので、同年代のだれだれと比べて片付いているか否かの判断は不要だと思います。その子本人の片付けスキルが上がっていけばよいと思います。
私自身がこれはいいなあと思う片付けの方法をご紹介します。完全にはできていませんが、心がけています。
それは、「使わなくなった物は捨てる、使うかもしれない物も捨てる」です。
何回も読み返すほど影響を与えてくれたけれど、今は読んでいない本や、新しいけどしっくりこなくて着なくなった服などを捨てるにはものすごく勇気がいりました。けれども捨ててしまうと後悔はなく、むしろ部屋やタンスがすっきりとして爽快感を得ることができました。
小学生についてはどうでしょう。学年が上がれば、過去の物がどんどん増えていきますので、片付けの難易度が上がります。けれどもお子さんが一生懸命取り組んだ作品や教科書・ノートは成長の証として置いておきたい物です。そこで使わなくなった大切な物は、目につくところから遠ざけて保管しておくことがいいと思います。
(続きます)