1月24日(金)「校内マラソン記録会」が行われました。その時に感じたことを書きたいと思います。
持久走との向き合い方
学校で持久走(長距離走)がある時、「いやだなー」「雨降らへんかなー」と多くの方が思ってきたのではないでしょうか。
児童たちもそのように思う子がたくさんいました。学年が上の子ほど苦い経験がありますから、練習の時はしんどさを避けるため、とばさずに自重したペースで走り始めます。
中にはもっと速く走れそうな子も、遅いほうの友達に合わせて走っていました。一方、自信があったり、その時の目標が定まっていたりする子は初めから良い調子で走ります。
低学年では、自信があるわけでもなく、かといって目標設定があるわけでもないのに、ガンガン走る子がいます。見ていて気持ちがいいのですが、案の定息切れしてしまい、後から走ってきた子に追い抜かれてしまいます。
そんな子は怖いもの知らずに突っ走ってしまいますが、とにかく表情が輝いています。また、自信のある子や目標を定めて走っている子も、いい表情を見せてくれます。
「持久走、いやだなー」の気持ちで走ると表情は曇りがちになります。それは消して悪いことではありません。苦手なことに向き合わなければならない時は誰だっていい表情は出てこないのです。
持久走を人生の場面に置き換えると次の3つのことを意識すると面白いのではないでしょうか。
①怖いもの知らずのメリット
②目標設定の大事さ
③覚悟を決めて事に臨むこと(後述します)
怖いもの知らずのメリット
経験は人生の糧となります。ただ、それゆえにネガティブ側の予測も立ってしまい、一歩を踏み出せない場合があります。逆に経験不足のほうが、わくわくしてチャレンジできるかもしれません。もちろん失敗もセットにはなりますが、そこは修正して再チャレンジできるので、成長できます。
また「案ずるより産むがやすし」のごとく、怖いもの知らず(案ずることなし)に挑戦できる価値があります。そして、余計なブレーキをかけずに進めるから大きな成果を産む可能性があるのです。
目標設定の大事さ
個人個人は素質、実力が違いますから、個別最適な目標設定ができればいいと思います。「自分は遅いから持久走いやだなー」だけではなく、「でも昨日の自分より早く走り切ろう」でずいぶんと表情が変わるのではないでしょうか。勉強も仕事も目標(ゴールや心構え)を定めて取り組めば、その時間の意義が高まります。
(続きます)