(続きです)
覚悟を決めて事に臨むこと
当日のマラソン記録会で各学年のスタートを見ましたが、ほぼ全ての子がいい表情をしていました。きっと苦手な子も覚悟を決めて記録会に臨んでいたのでしょう。彼らの表情は私には次のように見えました。
しんどいのはわかっているし、目標もあまり考えていないけれどやるしかない!
残念ながら、体調を崩したり事情があったりして走れなかった子も、何かの機会にはしっかり頑張ってくれるはずです。
さて、スタート後はすごいスピードで走り始める子も多かったです。自信の表れであったり、またはワクワク感や覚悟が「長距離はしんどい」という気持ちをはるかに超えていたりしたのでしょう。私も走ることがありますが、このスピードには全くかなわないなあと思いました。
苦しみを乗り越えて
ゴールした時は、達成感があふれ清々(すがすが)しかったことでしょう。また、ゴール際の競り合いをした子たちは、勝っても負けても本気で「負けん気」を発揮した貴重な経験をしたはずです。見ていてしびれました。
一方で、先頭から次第に離されてしまった子たちはどうだったでしょうか。みんなが苦しいのは同じですが、何せゴールまで時間が多くかかるので、苦しむ時間も他の子より長くなってしまいます。
何人もゴールしていたのにまだ、一周(約400m)以上残っています。それを自分の足を止めることなくゴールに向かいます。諦めることなく。そしてゴール。自己ベスト大更新の結果となりました。素晴らしい。
しんどいことに耐え、結果は今まで以上の成果を得られたのは、覚悟を決めて事に臨んだからです。
そんな姿に、周りの仲間も心から声援を送っていました。感動的なシーンです。私自信このような行事に関われて幸せだと思います。
信頼される
自分にとってしんどいことに臨む姿勢は、①怖いもの知らず②目標を定める③覚悟を決めると様々ですが、しっかり向き合ってベストを尽くしていると、応援してくれる仲間ができます。それが、人との信頼ということになっていくのでしょう。
子ども達には、「しんどいことだけどしなくてはならないことを頑張れば、信頼される」と言っています。そのことを校内マラソン記録会で体験したのではないでしょうか。私もまた一つ、子どもたちから元気をもらいました。
今回も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。