



(続きです)
3,少しだけ取りかかる
私のよくある体験を紹介します。
これは気が進まないなあという仕事がある時、目を背けて他の仕事をしてしまう。それが済めば再び気が進まない仕事に向き合うのですが、また別の仕事をして後回しになっていく。
ついに期限が迫ってきて仕方なく始めることになります。しかし、始めてしまえば意外とその仕事がスムーズに進んでいった。
「案ずるより産むがやすし」ということわざがあります。あれこれ心配するよりも、実際にやってみると案外たやすくできるものだ、という意味です。
そこで、私は気の進まない仕事はとりあえず始めてみるようにしました。全部しなくていいので、10分したら終わろうというくらい余裕を持って。
そうすると、10分のつもりが休憩をとらずに1時間以上取り組むことも度々出てきたのです。
子どもの宿題に置き換えると、ドリルとノート(プリント)を開け、第1問を始める。この最初のハードルさえ超えれば、大きな確率で宿題が完了していくと思うのです。野球の素振りでも、バットを持ち庭に出て1回だけ振る。そうすれば・・・。
これらの小さな1歩の取組は、いたるところで力を発揮するでしょう。「集中が続かなくなってやめてしまっても、再開するときに少しだけ行う」を心がけると、自分の行動習慣が身につくのではないでしょうか。
まとめ
しなければならないことに向き合えず、ダラダラ過ごすのは、誰もが持っている弱さです。しかし「後回しにしない方法」(今回のトピックでは3つ)を心がけて行動できれば、弱い自分に打ち勝てると思いますし、少しずつ自信が湧いてくるのではないでしょうか。
後回しにせず、早めに取りかかることで、自分自身も気持ちがすっきりし、周囲との関係もスムーズになります。心にも時間にも余裕が生まれ、自分が本当にやりたいことに取り組めるようになるはずです。
子どもたちにもそのような力をつけてほしいと願っています。私もですが後回しにすることが多い場合は、試してみてください。
今回も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。