









12月になると、教員は通知表の作成に忙しくなります。それまでの評価テストや宿題、授業などの記録から、まとめの段階に入っています。
通知表の思い出
さて、皆さんは小学生の頃、通知表にどのような思い出をお持ちでしょうか。もらうのが楽しみだった方、親に見せるのが嫌だなあと思っていた方、自分では気づかなかったところを担任の先生が書いてくれて嬉しかった方などさまざまだと思います。
ちなみに私は小学生の頃、成績の欄ばかりを気にしていました。ところが親には右側に書かれていることによく注意されました。
右側というのは、当時の学校の通知表で見開きの左側が各教科の成績、右側が行動の記録、出席記録、担任の先生の所見などが書かれていたのです。
私が一通り注意を受けた後は、通知表を仏壇におかれていました。ご先祖さんにこんな子に育っているよ、という報告だったのでしょうか。(もし、そうされているご家庭がありましたら教えてください)
どのご家庭も、子どもの成長は最優先に気になることだと思います。その成長の証として通知表があるのではないでしょうか。
そこで、今回は通知表の見方について皆さんと考えてまいりたいと思います。
各教科の成績
結果に一喜一憂してしまう気持ちは、子どももご家族もあると思います。そのことは私もよく理解できます。
頑張ってほしいという願いが強いために、結果の良し悪しで子どもに対する働きかけが変わってしまいます。
しかし、結果の良し悪しに関わらず、どんなところが頑張れたか、授業への取り組み方がどうだったかなどが、文章などから読み取れると思います。良かったところや、今後のヒントになりそうな箇所をぜひ見つけて、お子さんに伝えてあげてください。
子どもたちが未来を生きていくうえで大切なのは、「学びに向かう姿勢」です。
今はAIで知識や技能の不足を補える時代ですが、その力を生かすには、子ども自身が考え、判断する力が欠かせません。
AIは、人が適切に指示してこそ力を発揮します。また、AIが示した答えをどう使うかを決めるのも人です。だからこそ、道具に頼るだけでなく、主体的に学び続ける姿勢がこれまで以上に大切になります。
便利な時代だからこそ、自分の力を保ち、高めていく意識も大切になってくるように思います。
通知表を見るときは、ぜひお子さんが「主体的に学ぼうとしている姿」に目を向けていただければと思います。
(続きます)