今回のテーマは子どもたちの歯のことで次のデータを知りましたので、学校としても考えていかなくてはならないと思い、書かせていただきました。
淡路市では虫歯のある児童が
42.9%(29.0%)
処置が未完了の児童は
24.2%(12.2%)
このデータは令和になってからのもので、ある年度の6年生の値です。( )内の数値は兵庫県の6年生の数値ですから、淡路市の数値が高いということがお分かりだと思います。細かいことをいえば、24.2%の母集団は、「虫歯のある児童」ではなくて、「淡路市6年生全員」です。つまり6年生が100人いれば、約43人が虫歯になった経験があり、約24人は治療できていないということです。未治療は兵庫県平均(約12人)の2倍です。
さらに言うと、6年生の時点でこの値ですから、学年が下がるにつれて処置の未完了率が上がっています。低学年で約40%となっていますが、皆様はこのことをどのように感じられたでしょうか、また、お子様の歯は健康でしょうか。
この結果から私たちはどのようにしていくべきでしょうか。次のような取組が必要となります。
歯の治療については、歯科医へ通う回数も多くて大変だと思います。しかし、治療が遅れれば様々なことに影響を与え、貴重な時間やお金などが失われたり、幸せから遠ざかったりしていくことでしょう。そのことは後で、もう一度触れます。
虫歯になりにくい食事は、先日子どもたちに「まごわやさしい」=「体がよくなる食べ物」をテーマに話をしました。虫歯のことには触れていませんが、「まめ、ごま、わかめ、やさい、さかな、しいたけ、いもは体が良くなる食べ物だよ」と言っています。それぞれ糖分が少なく、他の栄養素が豊富です。しかし子どもも大人もお菓子やジュースなど、糖分を多く含む食品を好む人が多いです。虫歯菌は糖分を餌に増えますので、食べるときは気を付けなくてはなりません。
(続きます)