9月21日(水)に情報モラル講演会を児童対象に開催しました。NIT情報技術推進ネットワーク株式会社より講師先生をお招きし、「ネット社会に生きる上で気を付けること」をお話しいただきました。
講師先生から教えていただいたことと、私の感想を交えて保護者の皆様にお伝えしたいと思います。
まずは怖いことがらからです。
・ゲームやスマホから発するブルーライトは、太陽光よりも目の奥を傷つけています。
太陽光にもブルーライトは含まれていますが、ゲーム、スマホのように至近距離から長時間浴びると目へのダメージが大きいということです。
そうすると、視力だけでなく視界の広さにも影響を及ぼします。今の子は、大人と違って小さいころから目にダメージを受けているので、将来への不安が高まります。
・長時間、You Tubeなどを見たりゲームなどをしたりしていると、脳の一部である前頭前野の働きが低下します。
前頭前野の働きは「記憶する」「考察する」「感情をコントロールする」など人間にとって重要な部分を担っています。その働きが鈍くなると、考えることが面倒臭くなったり、少しのことでキレてしまうようになったりします。
事例ではある町の小学校2年生が、注意されたことに腹を立て、刃物で親を刺したという事件も紹介されました。学習小学校の子どもたちが、講演会の中で最も驚いていた場面でした。
・「ゲーム障害」になると、治せる医者も薬もこの世に存在しません。
アルコール中毒などと同様に「ゲーム障害」は依存症です。利用時間を自分でコントロールできなくなります。
子どもは「理性」をつかさどる先ほどの前頭前野が成長途上なのです。その成長が止まると、体は大きくなっても中身は子どものままです。名探偵コナンの反対ということになります。
・「位置情報」をONにしていたため、子どもが被害にあうことがあります。
健康被害も悲しいですが、犯罪に巻き込まれることも多数あります。LINEなどの人とつながるアプリで位置情報をONにしていると、悪い人に自分の位置を特定されることがあります。
また、誘拐された場合、子どものスマホを公園に捨てられたら、親は子が公園にいるものと思い、事件発覚まで遅れてしまいます。(犯罪者はスマホを持っている子を狙う)
(続きます)