2022/9/24 09:20
お知らせ
(9月24日)ネットに潜む罠(わな)から子ども守る(2)

(続きです)

 

・自分のアカウントを乗っ取られ、200万円の高額課金をされた人がいます。

 ゲームアプリなどで年齢をごまかしてダウンロードしていたりすると、課金の上限がなくなっているかもしれません。

 いい加減な登録をして誰かにアカウントを乗っ取られていたり、本人が「ゲーム障害」になって無感覚で課金したりすると大変な被害となります。

 

・ネットゲームのチャットやSNSで相手を傷つけると警察沙汰になります。

 大人であってもSNSの誹謗中傷から、自殺してしまった方がいます。もちろん子どもの同様な自殺もニュースになっています。

 自分が気づかないうち(それもスマホやゲームの依存症が原因で)に相手を傷つけていることがあります。

 また、警察も弁護士も被害者の立場で行動しますから、加害者として罰を受けるかもしれません。

 講師先生は「自殺まで行かなくてもSNSトラブルは、もう学校、先生では解決できないと思ってください。」とおっしゃっていました。

 

 

 「このような悪影響から自分を守るために、どうしたらいいと思いますか?」講師先生は子どもたちに投げかけました。

 ある児童が「ゲームやめる」と返しました。すると講師先生は「それはちょっとやめられないでしょう」

 

 私はこの場面がとても印象に残りました。というのも、子どもたちはみんな講師先生の怖い事例を真剣に聞いていて、ゲームのしすぎやYou Tubeの見すぎなどは大変なことになる、と受け止めていたのです。

 でも実際はやめられないものです。私たち大人だって子どもの時、おもしろいことは大人の目を盗んででもしていましたから。

 

 そこで、講師先生は次のことを教えてくれました。

 

①スマホを持つときは、SNSの位置情報はOFFにします。

(居場所確認のため位置情報を利用するときは、家族でよく話し合います)

 

②出かけるときは「どこへ行く」「何時までに帰る」を約束します。

 

③必ず寝る時刻を決め、睡眠時間をしっかりとります。

(睡眠の質を向上させるためには、寝る時刻までの1時間以内にブルーライトを浴びないようにします)

 

(続きます)