(続きです)
・自分のアカウントを乗っ取られ、200万円の高額課金をされた人がいます。
ゲームアプリなどで年齢をごまかしてダウンロードしていたりすると、課金の上限がなくなっているかもしれません。
いい加減な登録をして誰かにアカウントを乗っ取られていたり、本人が「ゲーム障害」になって無感覚で課金したりすると大変な被害となります。
・ネットゲームのチャットやSNSで相手を傷つけると警察沙汰になります。
大人であってもSNSの誹謗中傷から、自殺してしまった方がいます。もちろん子どもの同様な自殺もニュースになっています。
自分が気づかないうち(それもスマホやゲームの依存症が原因で)に相手を傷つけていることがあります。
また、警察も弁護士も被害者の立場で行動しますから、加害者として罰を受けるかもしれません。
講師先生は「自殺まで行かなくてもSNSトラブルは、もう学校、先生では解決できないと思ってください。」とおっしゃっていました。
「このような悪影響から自分を守るために、どうしたらいいと思いますか?」講師先生は子どもたちに投げかけました。
ある児童が「ゲームやめる」と返しました。すると講師先生は「それはちょっとやめられないでしょう」
私はこの場面がとても印象に残りました。というのも、子どもたちはみんな講師先生の怖い事例を真剣に聞いていて、ゲームのしすぎやYou Tubeの見すぎなどは大変なことになる、と受け止めていたのです。
でも実際はやめられないものです。私たち大人だって子どもの時、おもしろいことは大人の目を盗んででもしていましたから。
そこで、講師先生は次のことを教えてくれました。
①スマホを持つときは、SNSの位置情報はOFFにします。
(居場所確認のため位置情報を利用するときは、家族でよく話し合います)
②出かけるときは「どこへ行く」「何時までに帰る」を約束します。
③必ず寝る時刻を決め、睡眠時間をしっかりとります。
(睡眠の質を向上させるためには、寝る時刻までの1時間以内にブルーライトを浴びないようにします)
(続きます)