興味はどんな状況にも打ちかつ
最近、夢中になってバッタを捕まえようとする児童がいます。バッタが好きな子もいるよなあと思っていたら、人数が結構多かったのです。不思議に思っていたのですが、3年生は理科で昆虫について学習し、興味の湧いた子が運動場の端っこに集まっていたようです。
それにつられ2年生の子たちも来ていました。「校長先生、これショウリョウバッタやで」「あっ!トノサマバッタがおるー」と教えてくれました。私が「じゃあ、写真撮ろかー」ということで、「どこにいてるー?」と聞くと「ここや」、「こっちこっちー」と教えてくれます。
そこに、みんなが興味津々で近づくからバッタは逃げる逃げる(笑)。私は「ちょっと待て、そんなに近寄ったらバッタが逃げちゃって写真が撮れないよ(泣)。」
楽しいひとときでした。子どもが興味を持つと行動力がすごいです。
オチは最後に
ある日の1時間目終了後、「教室にハエがたくさん来て、子どもたちが授業に集中できませんでした。」と、1年生担当の先生から報告がありました。(その日だけです。いつもはいませんので)
私は教室に行ってハエたたきを持ち、退治し始めました。休み時間中だったので、子どもたちが「ここにいるー」と教えてくれます。そーっと近づいて「パチン」。打率でいうと5割くらいの確率でヒットしましたから、自分でもなかなかだと思いました。
どうしてかといいますと若手の先生がほとんど退治できなかったと聞いていましたので・・・。私の実家は昔、牛を飼っていたのでハエが多く、ハエたたきは毎日していました。それでたたき方のコツを覚えていたのでしょう。
とにかく、「ハエさんごめんねー」と言いながら退治を続けると、子どもたちが集まってきて「ここにおるでー」「こっちにもー」と教えてくれます。
なかには「こうちょう先生がんばれー」という子も。人間は期待されると頑張ってしまいます。だんだんハエが少なくなって居場所が分かりにくくなりましたが、さすが多くの子どもたち、「見つけたー」という子がいます。
そこへ他の子も殺到するからハエは逃げる逃げる。私は「ちょっと待て、そんなに近寄ったら逃げちゃってハエをたたけないよ(泣)。」(バッタの時と同じです(笑))
その日の給食、私のご飯にハエが2匹止まっていました(恨まれてるわー 悲)。 *この日だけです
(続きます)