①言ってもしない子
②言うとする子
③言われなくてもする子
④やめなさいと言ってもする子
大人が子どもと関わる際、ある行動への反応は上の4段階があります。ここでの行動内容は「勉強して教養を高める」、「よりよい人間関係をつくる」、「望ましい生活習慣を身につける」など子どもの成長にとって不可欠なこととします。
ゲームならほとんどの子は③④ですので、それは除外して読んでください。
一般的に理想とされるのは、「③言われなくてもする子」です。
例えば、「集合時間の5分前には集合場所に到着していること」は、言われなくても自主的な考えで子どもが行動してほしいものです。他にも、「宿題をする」「あいさつをする」「困っている人がいたら、できる範囲で助ける」などは、自主的に行動できれば素晴らしいことです。
自然学校や修学旅行で丸一日の子どもの様子を見ていると、「③言われなくてもする」子と「②言うとする」子が、入り混じっていました。もちろん同じ一人の子の中でも、場面ごとで③と②が入り混じっています。先生たちも指導者さんたちも③の状態を目指して、子どもたちの集団生活を見守ったり、助言したりしていました。
では本題ですが、どのようにすれば「③言われなくてもする子」が育つのでしょうか?
子どもが次の状況の時、言われなくても行動できると私は考えています。
○するべき事柄に理解と納得があること
○失敗をおそれなくてすむこと
○するべき事柄に理解と納得があること
野球でいうと、監督からバントを命じられて不満な気持ちになるということは多くあります。やっぱり打ちたいですから。でもそこは、チームの勝利を呼び込んでみんなで喜び合うという目的が理解できていれば、納得した気持ちでバントをします。(打たせばホームランになるかもしれない、という考えもありますがそこは確率の大小なのです)
監督は大事な場面におけるバントの価値を、子どもたちに理解させることが大切になります。
野球に限らず「なぜ、○○をするんだろう」という子どもの問いに大人は丁寧に答える必要があると思うのです。
(続きます)