毎週水曜日実施の児童朝会で、私は月に一度子どもたちにお話をさせていただいています。少し前の朝会で、「お金の使い方」というテーマで話をしました。私自身は金融事情に全くの素人ですが、子どもたちには次のことを伝えています。
お金の使い方は3種類あります。
①自分のためにお金を使う
②他人のためにお金使う
③貯金をする(「使う」とは意味が違うのですが)
①自分のためにお金を使う
自分の欲しいものにお金を使ったり、日常生活や本人の成長のためなど必要なことにお金を使ったりということです。
例えば、食べたいお菓子を買ったり、ゲームソフトを買ったりすることが自分の欲しいものに使うということです。必要なことに使うとは、食事の材料や文房具を買ったり、習い事や本の購入にお金を使ったりすることです。
②他人のためにお金を使う
大切な人にプレゼントしたり、困っている人に援助したりする使い方です。
大人になると、例えば会社を作ってより多くの人の役に立つように、お金をたくさん使う人もいます。余談ですがお金を稼ぐことのできる人は、他人のために役に立ちたい気持ちが強い、ということでもあるかもしれませんね。
③貯金をする
お金は無駄遣いをしないようにします。使わなければ、貯金しておきましょう。使わなくて余ったお金を貯金することも大切ですが、計画的に貯金できれば、なお良いと思います。
そして①から③について次のような考え方でお金を使っていけばいいよ、という話を続けました。
①自分のためにお金を使うことについて
大人になっていくにつれて、欲しいものを買いたい気持ちをだんだん抑えていきましょう。欲しいものを買いたい気持ちは誰でもあります。校長先生も同じです。しかし、手に入れてもさらにいいものがほしくなったり、別のものがほしくなったりと、きりがありません。値段も高くなりますので、やめられなければ生活に悪い影響を与えます。
それよりも、自分が成長できることなど必要なことにお金を使いましょう。スポーツをして体を鍛えたり、音楽などに触れて感性を磨いたりすることができます。今、習い事をしていなくてもお金を使えば良い本に出会えるかもしれません。
(続きます)