(続きです)
課題となっていることについて
「12、テレビ・ゲーム・スマホのルール決めて守っている」については、半分ぐらいの方が「あまりできていない」「できていない」と回答しています。
好きなことに熱中することはとてもいいのですが、ルールが決められず大切な睡眠時間を減らして熱中してしまうと、心身ともにダメージを受けてしまいます。また、(※)ネットに潜む罠に落ちる可能性も高まってしまうでしょう。
そして次第に自制心が失われることが、とても恐ろしいのです。
テレビ・ゲーム・スマホは世の中の天才たちが考え抜いて作っていますから、自制心を忘れて楽しんでしまいます。そこで自分の楽しみ方をコントロールするために、ルール決めが不可欠なのです。
実はこの質問「12、テレビ・ゲーム・スマホのルール決めて守っている」に対して、「よくできている」とする回答が、昨年の結果14%から今年は19%に増えているのです。
一方で「あまりできていない」「できていない」の割合も増えています。
つまりこの結果は「できている」と「できていない」の反対方向に、二極化が進んでいるようです。アンケートの結果から見えた、大きな課題だと私は思いました。
テレビ・ゲーム・スマホへの向き合い方のレベルが上がったご家庭が増えています。それ事態は喜ばしいことです。
反対に、お子さんがルールなくテレビ・スマホ・ゲームを楽しんでいるというご家庭も増えています。該当される場合は、親子で話し合ってみてください。
もう言うことを聞かないので、勝手にさせているというご家庭もあるかもしれません。しかし、大変なこととは思いますが、親子で話し合って、子どもがルールを決めるように導いてあげてほしいのです。
他人に決められたことは何事も長続きしません。子どもが自身で決めているならば最初は守れなくても、親が信頼の目で見てあげてください。やがて子どもは自分の課題として意識するようになると思います。
信頼されるということは自分の勇気が湧くことに繋がります。ルールを決めて守っているご家庭が増えているということは、どのご家庭でも改善できる可能性があるということです。どうぞよろしくお願いいたします。
終わりに
学校評価のアンケート結果から、私どもは教育活動の参考にさせていただきます。皆様も様々なご感想をお持ちだと思いますので、何かのお役に立てられるのならば幸いです。
また一年後のアンケート結果も楽しみにしています。(保護者の方々や先生たちにプレッシャーを与えているわけではありません(汗))
今回も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
(※)ネットに潜む罠・・・9月24日に配信した記事をご覧ください