①毎日、自分からあいさつをしよう
②話をしている人に、おへそを向けて聞こう
③トイレのスリッパをそろえよう
子どもたちは、新しい学年で仲間と共に令和5年度の学校生活を始めました。様々な思いを胸に新学期を迎えたことでしょう。私はそんな子どもたちに、昨年度を超えるような学校づくりをしたいと決意しました。(昨年度も良かったと思っています。もし私が見えていない部分がありましたら、教えてください)
上記の3つは、子どもに年間を通じて伝えるアクションプランです。
①②は昨年度からの継続で、今年は新たに③を加えています。③については、これまでも指導してきましたが、学校全体として定着していません。どちらかというと高学年ほどトイレのスリッパがそろっています。子どもの公共心は育っていきますので、その傾向は理解できます。
しかし、低学年のスリッパがそろわないということは、決してないと思います。現に、乱れているスリッパを並べている1年生を何人か見たことがあります。今年度は、「学習小学校の児童みんなが意識して行動できる」ところを目標にしています。
それではなぜ、冒頭の3つを選んでいるのか説明させてください。
毎日、自分からあいさつをしよう
あいさつの大切さは、誰もが知っていることですが、なかなかできない人もいます。本当に仲の良い友達にはあいさつできても、関係が薄い同級生や大人に対して、あいさつをしにくいということは誰しもあります。私は小学生のころ、あいさつができるほうではありませんでした。
私は、あいさつがしにくい人に強制的にさせようとは、思っていません。仕方なくするあいさつに次へのステップは考えにくいからです。
一方、自分から(主体的に)あいさつをしている人は、例外なく温かみのある表情になっています。何かへの発展が期待できますし、周りでそんな表情を交換し合っていると、その場が心地よい空間になっています。
あいさつが苦手な子も「何だか今日はいいことが起こりそう」という気分になるのではないでしょうか。他力本願ですが、まずは心地よい空間にいることで、あいさつができる可能性が広がります。
私は自分が、主体的な(心のこもった)あいさつが少しはできるようになった、と思えたのは、ずいぶん年齢を重ねて(多分40を越えて)からです。今となっては、形だけでないあいさつをもっと早くにできていたらと思います。
そんな反省も込めて、「子どもたちの背中を押してあげたい」とアクションプランの一つにしています。
(続きます)