(続きです)
朝起きた時に、ベッドメイクをする
以下は、2014年テキサス大学卒業式で、大学OBの米海軍大将ウィリアム・マクレイヴンさんが語られた祝辞の一部です。
SEALS(米海軍特殊部隊)では、毎朝指導官がベッドのチェックを行っていました。シーツにしわがないか、枕が正しい位置に置かれているか、毛布はきちんと折りたたまれているかなど。
国を守る強い兵士になるためSEALSに入隊しているのに、なぜこんなバカバカしいことをしなくてはならないのかと最初は思っていました。
しかし、ベッドを毎朝整えるとその日の最初の仕事を完了したことになり、それだけで褒められたような感じがしました。そしてそのほかの仕事を次から次へと頑張れる気になっていったのです。
ベッドメイクは、暮らしの中の小さなことがいかに影響力を持つかを示してくれます。小さな物事を正しく行えないなら、大きな物事を正しく行うことなど決してできないでしょう。
ご存じの方もいらっしゃるのではないでしょうか。YouTube動画もあります。
朝、起きた瞬間は「やりたくないなあ」と思うことでも、自制心を働かせてベッドメイキングや布団を整える。つまり課題に向き合って解決していく。課題から目を背けない。
そんな積み重ねが大きな自信となり、やがて皆が驚くような成果を出すのだと思います。
まとめとおまけ
私たち大人は、面倒くさくても乗り越えた先の良さを知っています。それをいかに子どもたちに伝えられるかが重要です。面倒くさいことや、少しは苦労することに出会えるチャンスがあれば、それを生かしてあげたいなあと思います。
ちなみに私は、1年位前から毎朝のベッドメイクを始めました。何かしらの好影響はあったんじゃないかなあと感じています。
例えば、後回しにする癖が少し改善しました。また、ボロボロだった一日を終えて眠りに着くときは、整ったベッドが、私の沈んだ気持ちを明るくしてくれます(笑)。
今回も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。