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自主的な勉強
勉強が好きな(好きだった)人は、多くはないと思います。しかし、勉強や学ぶことが好きでありたいのは、だれもが持つ本音ではないでしょうか。
そして「学ぼう」と自主的な気持ちになったり勉強が好きになったりすれば、その年齢が遅かったとしても、ぐんと成長します。なぜなら以降の『よりよい自分の未来』を描けており、知識を身に付けたり、創造したりする意欲が高まっているからです。
自主的に勉強ができるというのは、何歳から始まっても素晴らしいことです。
子どもの段階では興味関心が高いものの、系統的な勉強を自らは始められません。そこで生涯学べるための準備段階として、学校教育(授業)が行われています。つまり多くの国で行われる義務教育の制度です。
ありがちな光景
小学校に入学し、学び始めるときはワクワク感が高いので、意欲的に勉強します。ところが、学年が上がるにつれ、難しいなあと感じ始めると、義務的にする勉強が好きではなくなるのではないでしょうか。授業のワクワク感も継続が難しくなります。
そして子どもが授業に集中できない時、何かを始めますが、いろいろあると思います。
・筆記用具などで遊ぶ。
・窓の外を見ていたり、考え事をしたりする。
・落書きをしたり、教科書の別のページを見たりする。
・近くの席の子と私語をする。
みなさんもどれかは経験があったのではないでしょうか。(失礼)
①これらの中で授業内容が身につかないのはどれでしょうか?
答:全部です。
②これらすべてを一発で解決できる方法は何でしょうか?
答:魅力的な授業をすることです。
こんな簡単なことに、私は長い間気づきませんでした。
恥ずかしい過去
私は集中できない子に叱ったり、注意したりすることしかできていませんでした。最も叱ったのが「近くの席の子と私語をする」生徒でした。
私語は本人の学びにならないうえに、他者に迷惑をかけるから叱っていました。が、授業がつまらないから私語をしている、ということに私は着目していませんでした。
中学生にもなると、「周りに迷惑をかけてはいけない」「進学で不利になるから、授業はうけておこう」という気持ちが強くなるので、私語のない子も多くいました。私が授業らしくできていたのは、それがあったからこそなのです。
(続きます)