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(続きです)
常に自分の考えを持っている
自分の考えを持たない(言語化できない)人は、周りに流されてしまいます。良い悪い、相応しい相応しくないなどの判断基準を持てていないわけですから、叱られたときに反発だけが残ります。
自分の考えを持っていれば、それと照らし合わせ、やっぱり自分が悪かったのだと深く反省ができるのです。自分の考えと違っていても、注意してきた人に冷静な話し合いを求めることができるでしょう。
例えば、「自分より力の弱い者を力で制圧することは、してはいけない。」ことを自分の考えとして言語化できていれば、弱い者いじめが愚かな行為であると認知できます。
もし、その行為で注意を受けたとしても、100パーセント反省できるでしょう。むしろ、弱い者いじめを放っておかない行動ができます。
また、「交通ルールは、何のためにあるのか」を言語にして回答できれば、スピード違反を真摯に反省できるのだと思います。そもそも危険を伴う運転をしないはずです。
本校の取り組みの一つ「スリッパをそろえる」について、「次の人が気持ちよく使えるからそろえておこう」「面倒なことから逃げないでおこう」という自分の考えを持っていれば、そろえることができます。
低学年の子たちはかわいい考えを持っています。「そろえると、喜んでくれる人がいるから」これも、立派に自分の考えです。おかげさまで、それらの考えを持つ児童がかなり増えています。
自分の考えを持っていることで、場に相応しい行動ができたり、相手の心情を理解できたりすると言えるのではないでしょうか。
自分に自信を持っている
自信のない人は、それ以上自分の価値を下げたくないので、言い訳が多かったり、他人のせいにしたりする傾向があるそうです。その通りだと思います。つまり自信のある人ほど、過ちを素直に認められることになります。
ただ、叱られることが多くなると当然、言い訳などが増えます。自分に自信がない状態なので、さらに価値を下げたくないのです。
そこは、子どもに対して叱るばっかりになっていないか、自信を失わせていないか、大人のほうが気を付けてあげなくてはなりません。
自信をつけるために、1年前に「(12月3日)自信がつく方法」という記事を書かせていただいています。よろしければ読んでみてください。
「まだ読むの?」とツッコミたくなったかもしれません(笑)。気が向いた時にお読みください(願)。今年最後の記事も長くなってしまいました。お付き合いくださり本当にありがとうございます。
来年も、学習小学校の子どもたちや保護者の皆様、関係者様すべてにとって良い年になりますよう祈っております。
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