(続きです)
子どもの立場
子どもにとって(大人も)、注意を受けた時の納得感は不可欠です。
私の経験では、どこの学校で勤務しても、先生の思いと子どもの納得が一致していない場面は少なからずあります。子どもは次のように考えます。例えば、
自分は注意を受けるけど、同様のことをした子がいるから、そのことも知ってほしい。
自分の行動は、相手(周り)からの影響なのに、なぜ自分が責められるのか。
などの思いがあるのではないでしょうか。
冒頭に申し上げた、反省のない主張は理不尽であるとしても、全体像の把握をしてから指導(注意)することが大事です。(肝に銘じます)
育ってほしい心
叱られた、注意を受けたことに関しては、子どもでも大人でも心が晴れません。
しかし、自分の行為・様態が間違っていた、その場に相応(ふさわ)しくなかったことを真摯に受け止められる心が育ってほしいのです。(まったく育っていないということではありません)
真摯に受け止められないと、叱られないように論点をすり替えたり、他人の否をあらさがししたりして、自責の念に欠ける弱い心のままです。それでは幸せになれないと思います。
そこで弱い心から強くなるためには、次のことを心掛けてほしいと考えています。
①常に自分の考えを持っている
②自分に自信を持っている
(続きます)