2023/1/17 22:23
行事の様子
「1.17集会」と「淡路市を語る会」がありました

「1.17集会」(実施日:令和5年1月17日)

阪神・淡路大震災から28年目を迎えた今朝、集会室に全校生が集まり、大地震で犠牲になられた多くの命に対し黙祷を捧げました。

集会室の前方には一宮中の校長室で27年間止まったままの、そして今朝、28年目を迎えた時計が設置されました。亡くなられた2名の一宮中生を悼み、「忘れない」誓いが記された時計です。いつもは校長室に大切に飾られていますが、今日は全校生の前に。

5時46分で止まった時計

 また、全校生徒で当時の中3生が書いた作文の読み聞かせを聞きました。この作文は震災の2週間を少し過ぎた頃に当時の全校生徒が記した貴重な作文です。震災が発生した時にタンスに挟まれながらも家族の助けでようやく避難できた生徒、親友を亡くし「あいつはなぜ生まれてきたのだろう。”人も物も全てが生まれてくるのは、何か成すべきことがあるのですよ。”という言葉がどこかへ消えてしまった気がする。あいつにとっての成すべきこととは何だったんだろう。15年生きた中であいつはそれを見つけることができたのだろうか。僕らは忘れていたのだ、僕らは常に死と隣り合わせに生きているということを。」と記した生徒。最後に「俺の予想通りに行けば、おじいちゃん助かるぞ!警察なんか待っとれるか!」と率先して助けに行った中学3年生の記録。これらを聞きながら震災の怖さを知るとともに、人間は困難に立ち向かう力強さを持っていることを学びました。

グランドの掲揚柱には半旗を掲げました

 

「淡路市を語る会」(実施日:令和5年1月16日)

市長と教育長が市内の小中学校を訪問し、最上級生と淡路市について話す「淡路市を語る会」が開催され、3年生が積極的に本市の高齢化問題や学校統廃合問題、文化振興などの7つの質問を問いかけました。

市長さんからは「同級生を大切にしてください。一宮の良さを大切にし、生かしてください」、教育長さんからは「生きるとは、人として自分の魂を磨くことです」とのメッセージをいただきました。市長さん、教育長さん、ご来校&ご指導、ありがとうございました。3年生はしっかりと聞いていました!きっと未来の淡路市を支えてくれます!!