2024/1/9 15:28
お知らせ 行事の様子 校長だより
三学期始業式(2024/1/9)

 始業式では校長式辞として次のようなお話ししました。

 まず、黙とうを捧げました。今回の能登半島地震の惨状は、約29年前の一宮町の惨状と重なります。本校においても二人の生徒が犠牲となり、大切な命が失われており、当時の校長先生は、地震当日に校長室で落下して5時46分を指したまま壊れた時計に「忘れない!! 二人の命」と記した紙を貼り付け、いつまでも忘れない!という「誓い」を残されました。式辞の冒頭で今も大切に保管しているその時計を全校生に見てもらい、その時計に込められた命の大切さを生徒に説き、今回の大地震被害者に対する黙とうを行いました。

 次に、このような大きな出来事に突然に出くわす時代にあって、なおかつ、情報があふれる社会に生きる我々にとって心がけることとして、次の4点を話しました。①情報を正しく把握すること ②その情報をもとに「考え」ることが大切だが、そのための力は学校でしっかり学ぶことで身につけること。学び方も学ぶこと。それらは知識であり経験であること。 ③「考え」は人のためになるよう考えること。 ④その「考え」を実行に移せる人になること。

 本校は学校教育目標を「まあるい笑顔 未来へ向かう一中生」としていますが、これらの4点は「未来へ向かう力」をつけるために必須です。人のために考え行動できる人になり、共感力と協調性を育てることで、よりよい社会の一員としての資質を養うことが教育目標です。そのために学校の授業・部活動を頑張り、今年度の締めくくりをする3学期とするよう説話をした次第です。

 式のあとは学級で学活を行いました。上の写真のように、新年にむけて書いてきた漢字一字を回収したり、今年の抱負を書いたり、明日からの授業時間割準備に取り組んだりと、各学級とも思いを新たに新学期準備を整えていました。   3学期だ!頑張ろう!一中生!!