1月14日(火)本日、1年生の社会の授業において、兵庫県線香協働組合より、(株)大発代表取締役 下村暢作様、(株)梅薫堂専務取締役 吉井崇行様、にお越しいただき、お一人ずつ線香についてのご講話をいただきました。
日本書紀に書かれている、西暦595年に淡路島へ流れ着いた流木は、沈香と書いて(じんこう)と言う香木だったと言われています。
淡路島で線香作りが始まったのは、江井浦(えぶら)で1850年頃。
1.冬に乾燥した西風が吹く
2.港が近い
3.労働力が得やすい(冬に西風が吹き、昔は西風が吹いた時には船が出せなかったため)
上の3つの条件がそろっている西海岸だからこそ、線香業が盛んになったそうです。
そして、線香業は漁師の副業と思っていましたが、講師先生が出してくださった資料には、、、
とありました。正確には廻船問屋の副業だったのですね。
「西風が吹くと船が出なくなる」と、西風はマイナス面が多いですが、昔の人は、その西風が「湿気を含まない乾燥したよい風である」と、プラス面に考えて、線香業に応用していきました。
講師先生が、「ピンチをチャンスに変えた」という言葉を何度も使っておられました。これはみなさんへのメッセージですね。自分に何ができるかを考えることが、チャンスに繋がります。
授業を見て聞くだけではなく、触って匂いをかぐ、五感を使った授業がとても新鮮でした。
線香業は、淡路島が全国ナンバーワンのシェアを誇っています。お二人とも、「一宮中学校校区から生まれた線香産業を、誇りに思い、つないでいってほしい」、と強く望んでいます。
貴重な授業をしていてただき、本当にありがとうございました。