南あわじ市中学校社会科研究授業
火曜日が荒天で延期になった期末テスト。昨日、無事テストを終えることができました。
テスト終了後、数名の生徒たちとテストの出来について話をする機会がありました。話をした生徒たちは、今回のテストの出来がとても良かったようです。
「もしかしたら○○の教科、100点かもしれん」(3年男子)、「先生に見てもらった○○の教科○○点を超えました」(3年男子)「今までのテストの中で一番出来がよかった」(2年男子)、「満面の笑顔でピース」(1年生)。
点数が良かったのも嬉しそうでしたが、自分が努力した結果が点数に表れ満足していたのが、とても印象的でした。生徒たちの笑顔を見ると私たちも嬉しくなります。これからもしっかりと学ぶ力を身につけさせていきたいと強く思いました。
さて、そんな中、本日本校で、南あわじ市中学校社会科授業研究会がありました。3年生の授業を南あわじ市内の社会科の先生方に参観して貰いました。内容は『自分にとって「働く」とは』です。9月から世界的な企業とのオンラインミーツや地域で働く方(「沼島漁協」「吉甚」に協力依頼)へのインタービューを聞いて考えたことをまとめてきました。これらをもとに「聞き取った話を比較しながら、相違点と共通点をまとめ、『働く際に大切なことは何か』」を考える授業でした。
今回の授業で目を引いたのは、学習の主体が生徒であったこと、タブレットを駆使しながら個人で意見をまとめ、その後、班で意見を協働しながらまとめたこと、自分の意見を相手に伝え、相手もその意見を聞き、再度自分の考えを整理したこと、その際教師が生徒同士の議論をファシリテートしたこと、です。今まで私たち世代が受けてきた教師が黒板に書き、一方的に喋る授業とは全く違ってきました。
今回のような学びは、生徒たち一人一人が自分の身近なことから社会の様々な問題に関心を寄せ、社会を構成する当事者として、主体的に考え、責任ある行動がとれるようになると一人一人の多様な幸せ、社会全体の幸せを築いてく礎になるはずです。
今日の3年生を観て、数年後上記のような幸せな世の中を築いていこうとする姿が見て取れたような気がします。
他の学校の先生方も本日の授業に感心され、帰っていかれました。
来週からもしっかりと授業で主体的に学んでいきましょう。