新しい一日の始まり
今日も、いつも通り、沼島小中学校では、校舎があり、児童生徒たちが登校しています。しかし、そのいつもの登校風景に中学3年生の姿はありません・・・今日から、中学校は10名での学校生活になります。継往開来、3年生の足跡もしっかりと引き継ぎ新しい沼島中学校を創造していきます。
感動の卒業式を終え、学び舎を巣立ったみなさん。この「あんしんネット」は見てくれているかな? 寮生はすでに寮も引き払って保護者の方々ととも実家へ帰っていったそうですね。沼島の女の子3名も土生までお見送りに行ってくれたとか・・・みんな、本当にいいやつです。卒業生10名、きみたちが通った沼島中学校はいつものように朝を迎えています。後輩達も笑顔で登校しています。授業も今、始まりました。また、沼島島内から、淡路島から、そして全国からきみたちの活躍の様子が届くこと楽しみにしています。
昨日、「式辞」の中でもメッセージは伝えたつもりですが、最後の授業で
す。昨日、種子島でH3ロケットが打ち上げられました。一度、失敗して仕切り直しでの打ち上げでした。しかしながら、今回もうまくいきませんでした・・・。13分55秒後のセンター管制室から指令破壊信号が発せられるまでのテレビ映像には・・・その後「失敗」「失敗」の文字が躍りました。
昨日のあんしんネット配布物で君たちの人生訓を紹介しましたが、失敗について、過去の偉人達がさまざま言葉を残しています
『扉が閉じたら、もうひとつの扉が開く。だが、閉じられた扉をいつまでも悔しそうにじっと見つめていては、別の扉が開いたことに気づかない』
グラハム・ベル
『失敗や挫折をしたことがない人とは、何も新しいことに挑戦したことが無いということだ』
アルベルト・アインシュタイン
『君がつまづいてしまったことに興味は無い。そこから立ち上がることに関心があるのだ』
エイブラハム・リンカーン
成功する人は、失敗から学び、別な方法でやり直す。
デール・カーネギー
世の中に失敗というものはない。チャレンジしているうちは失敗はない。あきらめた時が失敗である。
稲盛和夫
わたしは今までに一度も失敗をしたことがない。電球が光らないという発見を、今までに2万回したのだ。
トーマス・エジソン
俺は落胆するよりも次の策を考えるほうの人間だ。
坂本龍馬
式辞でも、述べましたが人生、順風満帆ばかりではありません。しっかり準備し挑戦したことに対する結果は、成功でも失敗でもしっかり受け止め次のステップへの糧としてくださいね。
最後に、最近読んだ本で 青山美智子著『赤と青とエスキース』で登場人物はこう語っています。
「よく人生は一度しかないから思いっきり生きよう、言うじゃない。私はあれ、なかなか怖いことだと思うのよね。一度しかないって考えたら、思いっきりなんてやれないわよ」
「でも、オーナーって、思いっきり生きている人だと思っていました」
「もちろん、思いっきり生きているわよ。でも私はね、人生何度でもあるって、そう思うの。どこからでも、どんなふうにでも、新しく始めることができるって」
「ただ、人生は何度でもあるけど、それを経験できるこの体はひとつしかないのよね。だから、なるべき長持ちさせなきゃ」
最後の最後に一言。読書は、人の根っこの部分を育てます。朝読書で培った習慣を大切にしてくださいね。迷ったときは「本屋大賞」作品を読んでみてはどうでしょうか。上記の『赤と青とエスキース』も「2022年本屋大賞 2位」の作品です。ぜひ読んでみてください
最後の最後の最後に とにかく元気に生きる ことです。また、会える日を楽しみに卒業生に向けたあんしんネットを閉じたいと思います。
ps(まだ、あるんかい?と言わず読んでください)
今、登録していただいているあんしんネットですが、よろしければ削除せずに後輩達の活躍の様子をごらんいただき、沼島中学校の応援団として末永くおつきあいをお願いします。配信グループは、中学校での作業で「一般」に分類させていただきます。