魚さばき教室
~「食」の大切さを学ぶ ~
本日、3・4校時に2年生が沼島漁協青年部の漁師の方々に魚のさばき方を伝授してもらいました。本校にとっては恒例の行事です。沼島の地場産業である漁業。魚さばき教室があると漁師さんたちは漁でとれた魚を惜しみなく生徒たちのために持ってきてくれます。その上、鱗や魚、野菜を揚げるときに油が床にとぶのでビニールを床に敷き、調理室を完璧なまでに準備をしてくれます。漁協の青年部の漁師さん、本当にありがとうございます。
さて、今日は、2年生が漁で取れた鯛や海老を調理し、天丼と鯛のあらで作ったうしお汁を作りました。
まずは本日の具材です。
次に海老や鯛の料理の仕方を教わっています。海老の皮を剝くことが初めての生徒もたくさんいました。
調理が終わりいよいよ烏賊や鯛そして野菜を油で揚げます。
天丼がおいしく出来上がりました。初めの写真です。
「いっただきま~す!」
みんなでおいしくいただきました。
「お腹がいっぱいでもう動けません」
食事が終わった後、生徒たちが漁師さんにいろいろな質問をしました。
「漁業をしていて大変ことはなんですか」
「魚が獲れない」「天気が悪いと命がけの漁の時もある」
「漁業をしていて大切にしていることは何かありますか」
「命」「獲れた魚を新鮮に保つこと」「お客さん」
「漁業をしていて楽しいことは何ですか」
「たくさん魚が獲れたとき」
中でも驚いたのは、生徒が「今まで獲った魚で一番驚いたのはどんな魚ですか」と質問したところ、
「リュウグウノツカイ」(「これも凄い!」)
「イシガキ鯛とハスのハイブッリド」
そしてなんと定置網に
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「クジラ」🐳
驚きました。
ほんのひと時でしたが、生徒たちが漁師さんと触れ合えたことで、魚を獲ることの大変さ、漁師としての誇り、生徒たちへの思いや愛情など、色々と感じ取ることができました。その漁師さんの思いや食に関心を持つことができたと思うので、これからさらに「食を大切にし、体の健康を保持し、生きる力を育んで欲しい」と願っています。
生徒がぽつんとひと言。「今度、鰺釣ってきたら、自分で捌けるわ」
最後になりましたが、沼島漁協の青年部の漁師のみなさん、本日は本当にありがとうございました。来年もよろしくお願いいたします。