学校に大内兵衛著の「習而時学」の額があります。昔ですから現代風に横書きを左からすると「学而時習」となります。これは論語からの出典の孔子の言葉で
「習ったことを機会があるごとに復習し身につけていくことは、なんと喜ばしいことでしょうか。」
という意味です。今日、朝、地域の方が職員室に見えて「正三角形、正六角形、正九角形ってどうやって書くの」と質問されました。私も数学教師です「ビシッ」と正三角形、正六角形の作図は・・・と回答しました。「正九角形は・・・アレ????」となって書けたはずと止まってしまいました。その方360÷9=40゜分度器で測ればいいやと自己解決されました。しかし、数学をかじったものにとって「書く」とは「作図する」ことで、分度器は使えません。作図は「コンパス」と「線を引くだけの定木」のみです。後で調べると「正九角形は作図できません」だって・・・10年前、実際に生徒の前で授業していた時なら即答できたはずなのに・・・と思い、見上げると「学而時習」の言葉が目に入ってきました。ちなみに不可能そうで作図できるのは「正七角形」です。これは、中三生の知識でかけますが閃くかというと難しい。ネットで調べて書いてみよう。それだけでも達成感がありますよ。(さらにちなみに正十七角形も作図できるそうです。昔々天才ガウスが見つけました)
閑話休題
今日、1年生が沼島農場で自分たちが育て収穫したサツマイモで大学芋、スイートポテトを作りました。みんな大好き調理実習です。今日習ったことを、おうちで復習してみましょう。「学而時習」 楽しいですよ。とその前の出来事ですが、習う以前に「習う」心構えができていません。8人中5人、男子だけで見ると6人中5人が「エプロンを忘れました」だって・・・全員柔道部だったので言い換えると試合に「道着、忘れました」レベルの話ですよ。怒られてなんとか調理実習は、できたみたいですがちょっと意識が低すぎませんか。それとも今まで「忘れました」でごまかしてすり抜けてきたりでしょうか・・・大いに反省すべきです。